無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

草のなかに種を播くためには

2008-09-22 22:29:55 | 自然菜園の技術 応用
本日

今日は朝夕だけでなく、昼間も涼しくなってきて、明日の秋分をまじかに秋を色濃く感じました。

今まで手が入れられなかった鶏舎予定地に、今日から正式にうちの研修生になった二十歳のA君と草刈をしました。鶏舎については後ほど

さて、今日は昨日の自然農塾の復習もかねて、「草のなかに種を播くポイント」です。

「草のなかに種を播くポイント」
1)一週間以上前に種を播く場所の草を刈る。刈った草は、そのまま厚く敷いておく。
2)根で増える宿根草(ヨモギ・セイタカアワダチソウ・ギシギシ)は根ごと除く。
3)草を刈るとき、草の根は抜かない。
4)種を蒔く必要部分の草を、根を残して剥ぎ取る。
5)剥いだ草は、その脇に寄せる。
6)剥いだ土に、鍬を浅く入れる。(耕すというより、5cmの深さで根を切るために)
7)種を蒔き、土をかけたら足袋で強く上から踏む。
8)地力が弱い場合は、周りに米糠・クン炭を少し補う場合もある。
9)本葉が出てきたら、宿根草など目立つの草を除草。
10)適宜に間引きを行う。

全部を耕すのではなく、野菜を育てる場所のみ草を剥ぎ、種を蒔く。後に、ハコベなどの冬草が野菜と共に育ってくれますように~



※写真は、草のなかにホウレン草を播いているものです。
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福岡正信師の冥福を祈って、粘土団子を播く

2008-09-22 00:15:25 | 出張菜園教室
本日時々

昨日・今日とオーガニックコミュニティー『シャロムヒュッテ』であづみの自然農塾http://www.ultraman.gr.jp/~sizennou/を行いました。(毎月1回の安曇野自然農宿泊型学習会)

今回は、先月お亡くなりした師匠福岡正信さんの冥福を祈って、みんなで粘土団子を作り、シャロムヒュッテの畑に播きました。

福岡正信さんから粘土団子を教わって早十数年。早いものです。


『粘土団子』とは、多種多様な種子(今回は、米・大根・チンゲンサイ・朝顔・麦・エゴマ・大豆・小豆・インゲン・人参・キャベツ・ブロッコリー・ヒマワリ・メロン・スイカ・南瓜・キュウリ・クローバー・ピーマン・茄子・野沢菜・トマトなど)を無作為に混ぜ、粘土土と混ぜて作った親指第一関節程度の団子です。

福岡さんは生前「人智無用。無為自然に粘土団子(種子)を播くことが地球を救う最善の行動だ」といい、実際ソマリアをはじめ世界各国の広がりつつある砂漠を『粘土団子』で緑化を成功させてきました。

今回、1年振りに粘土団子講習会を行って、大人や子供が粘土と戯れ、あらゆるところにポンポンと粘土団子を播きました。

日頃食べている西瓜や南瓜・トマト・メロンには種子(いのち)が在ります。そのいのちをゴミとして捨てるのではなく、粘土団子(種子)として地球に還す。そんな習慣が世界規模で広がれば、もっと簡単に緑(自然)は復活すると、改めて思いました。

ぼくもできる限り福岡正信さんが教えてくれた粘土団子を多くの人に伝え、実際に播けたらいいなーと思っています。

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