映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

ウェディング・ハイ

2023年02月02日 | 映画(あ行)

めでたし、めでたし、となるのか?

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結婚式を舞台とする群像コメディ。
バカリズムさん脚本のストーリーは、やはり抜群に面白い。

石川彰人(中村倫也)と新田遙(関水渚)のカップルは、
敏腕ウェディングプランナー・中越(篠原涼子)に支えられながら
結婚式の準備を進め、ようやく式当日を迎えます。

新郎新婦紹介VTRや主賓挨拶、そして乾杯の発声。
定番の運びながら、当事者の並々ならぬ思い入れで、
会場は感動の渦に巻き込まれるのですが、
時間が押しすぎて、他の出し物等を残り1時間に収めなければならなくなります。
通常ならあと2時間かかるところを・・・。
はたして、無事にこの披露宴を終えることができるのか?

一方、花嫁の2年前に別れたモトカレ(岩田剛典)が、
花嫁を奪い去ろうと画策しています。
ところが、盛り上がりに盛り上がる披露宴の間も、モトカレは姿を現さない。

そして、スリルたっぷりの披露宴がついにフィナーレを迎えた、そのあと、
この披露宴の裏で起こっていた出来事が語られ始めます。

モトカレは一体どうしたのか? 
そしてまた思いも寄らないもう一人の人物の企みとは・・・?

結婚式の話ということで、様々な人々の思惑が交差。
新郎新婦はもちろんですが、一部の出席者にとっても
人生の大きな節目となる一大イベントなのでした。

そして、概ねめでたしめでたしとなるおめでたい奇跡の展開。
これはいいですねえ。

なんだか心がとっても温かく笑える一作なのでした。

お金がかかるし、めんどくさくて結婚式なんかいらない、
と彰人は実のところ思っていたのですが、
やっぱりやってよかった、と彼は思うのです。
確かに、こんな披露宴を体験してみたい気がします。

<WOWOW視聴にて>

「ウェディング・ハイ」

2022年/日本/117分

監督:大九明子

脚本:バカリズム

出演:篠原涼子、中村倫也、関水渚、岩田剛典、中尾明慶、浅利陽介、向井理、高橋克実

 

奇跡の披露宴度★★★★☆

満足度★★★★☆



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