映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

シェフ! 三ツ星レストランの舞台裏へようこそ

2013年01月04日 | 映画(さ行)
美味しいコメディをボナペティ 



            * * * * * * * * *

20年間三ツ星評価を守りぬいたパリの高級レストラン「カルゴ・ラガルド」。
そのベテランシェフであるアレクサンドル(ジャン・レノ)は、
スランプで新しいメニューが思いつきません。
そろそろまた新しい評価の時期というのに、
周りからは古くさい料理と囁かれ・・・。
そんな所へ天才的な舌を持つ若手、ジャッキー・ボノ(ミカエル・ユーン)がやって来ました。
彼は腕はいいのですが、あまりにもこだわりが強すぎるあまり周囲と合わず、
いくつものレストランを転々としていたのです。
そんなところで同居している女性が妊娠。
彼はやむなく生活のため壁塗りのバイトをしていたのです。
その時に知り合った老人施設のド素人調理人たちを引き連れ、
カルゴ・ラガルドの星3つを守ろうとする美味しいコメディ。





高級三ツ星レストランもいいですが、
老人施設の調理もいいですよね。
始め老人たちはいつもの食事がいいと、
ジャッキーの料理は見ただけで拒否していたのですが、
ひとたびそれを口にするとすっかり虜になってしまいます。
無論、予算に限りがあり、高級食材などは望めませんが、
ハレの食事の場よりも日々、日常の食事のほうがむしろ大事にも思えます。
まあ、ジャッキーはそれでは満足できないというわけ・・・。





ジャン・レノでなければ見なかったと思いますが、
まあ、実際お気楽な作品なので、暇つぶしには良いかも知れません。
作中に登場した“分子料理”って、よくわかりませんでしたが、
実際こういうのあるのでしょうか? 
赤ちゃんの離乳食ならよさそうですけどね・・・・。



「シェフ! 三星レストランの舞台裏へようこそ」
2012年/フランス・スペイン/85分
監督・脚本:ダニエル・コーエン
出演:ジャン・レノ、ミカエル・ユーン


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2 コメント

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分子料理 (こに)
2013-01-06 10:53:50
ユネスコ無形文化遺産からは外されますよね~。
胸腺のパスタでしたっけ? 気持ち悪かったです。
ジャッキーのゲイシャ姿も。
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分子料理 (たんぽぽ)
2013-01-06 16:59:58
>こにさま
たまたま、昨日TVで見たのですが、実際にありました。
科学実験料理と言って、本当に実験室で科学の実験をするように料理を作るというもの。出演の皆様は美味しいといっていましたが、私はあまり食べたいとは思えませんでした。まあ、実際の野菜などの素材が材料なので、体にわるいということは無さそうですが。
アレクサンドルの古くさい料理でじゅうぶんなんですけど・・・。
日本人の変装・・・は、あまりにも余計でしたね。
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