映画と本の『たんぽぽ館』

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サクラダリセット 後編

2018年07月01日 | 映画(さ行)

見なくても良かった・・・

* * * * * * * * * *

さて後編。
というか、あまり見る気は起こらなかったのですが、乗りかかった船ですし・・・。
ここではもっと劇的な展開があるかと多少期待をしつつ・・・。
本作では、管理局内で強い権力を持つ対策室室長・浦地(及川光博)が登場。
高校生ばかりで学芸会みたいだったのが、若干締まりました。
浦地はこの地の超能力者の能力をすべて失くしてしまおうと、目論んでいるのです。
ケイはこの計画を阻止するべく、仲間とともに立ち上がる。
ケイと浦地の頭脳戦が繰り広げられます。



さて、私には浦地の主張がすごくまっとうに思える。
超能力などなくても、人は生きていけるというか、現に生きています。
リセットの能力がすべての人に幸福への道を約束するとは思えないし・・・。
むしろ、超能力を制御し統括する立場になりたいなどと豪語するケイのほうが
すごく危ないヤツに見えてしまう・・・。
少なくとも私は咲良田市には住みたくないですな・・・。



それと、黒島結菜さんの演じる春埼(はるき)なのですが、
「アシガール」とはぜんぜん違って内気なオンナノコ。
このコが、ケイの指示によってセーブやリセットの能力を使うのです。
私はこの、あくまでも男の言いなりで主体性がないなどという女の設定がもうダメ。
いつの時代の話だよ! 
ケイは春埼のどこが好きなんだろう。
おとなしく言うこと聞くから・・・?のように見えてしまうんですよね。
・・・こりゃダメだ。
むしろ、相麻に惹かれる方がわかる気がするのだけれど、
本作中ではその相麻がちっとも聡明そうに見えないので、どうにもならない。



黒島結菜さん、やっぱり、ノーテンキで前向きで一生懸命の「アシガール」のほうが良かったなあ・・・。


<WOWOW視聴にて>
「サクラダリセット 後編」
2017年/日本/125分
監督・脚本:深川栄洋
原作:河野裕
出演:野村周平、黒島結菜、平祐奈、健太郎、及川光博

満足度★★.5

 



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