映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

AI崩壊

2020年12月23日 | 映画(あ行)

命が選別される・・・?

* * * * * * * * * * * *

2030年.天才科学者桐生浩介(大沢たかお)が開発した医療AI「のぞみ」は、
年齢、年収、家族構成、病歴など、
全国民の個人情報と健康を管理しており、
社会のインフラとして欠かせないものになっています。

ところが、あるとき突然「のぞみ」が暴走を始めます。
AIが生きる価値のない人間を選別して殺戮しようとするのです。
警視庁桜庭(岩田剛典)は、AIを暴走させたのは開発者である桐生と断定。

濡れ衣を着せられた桐生は事態の収拾を図りつつ、逃亡を続けますが・・・。
絶体絶命のピンチを切り抜ける近未来SFアクション。

桐生が夜の海にフェリーから飛び降りて、漁船に救われるなんて、
かなり無理筋なところもあるけれど、まあ、面白かったのでは・・・。

しかし、事件の黒幕は実は別のところにいて・・・というのも楽しめます。
そんな中で、IAにはあまりなじめないアナログ刑事(三浦友和)+その相方(広瀬アリス)の
コンビがいい感じです。
AIの予測よりも、ベテラン刑事の勘の方が正しい!!

もし今こんな医療AIが普及していたとしたら、この度のコロナ禍をどのように裁いたのかな・・・?
と思わずにいられません。
いち早く感染の疑いを持つ者を選別して隔離・・・ってことができるかな?
ただしやはり、あまりにも濃密な個人情報を本当に守れるのか?
というところが問題になるでしょうね・・・。
そんなふうに管理されるのはイヤ、という感情の方が強そうですし。

<WOWOW視聴にて>

「AI崩壊」

2020年/日本/131分

監督・脚本:入江悠

出演:大沢たかお、賀来賢人、広瀬アリス、三浦友和、岩田剛典、松嶋菜々子、毎熊克哉

 

サスペンス・スリル度★★★★☆

満足度★★★★☆

 



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