映画と本の『たんぽぽ館』

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おまえの罪を自白しろ

2024年04月26日 | 映画(あ行)

政治家の罪とは

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政治家一族である宇田家の次男・晄司(中島健人)。
建築会社を設立したものの倒産し、
国会議員の父・清治郎(堤真一)の秘書を務めています。
しかしその父も今は政治スキャンダルの渦中に。

そんな時、宇田家の長女・麻由美(池田エライザ)の幼い娘が誘拐されます。
犯人の要求は身代金ではなく、
翌日の17時までに清治郎が記者会見を開いて「犯した罪」を告白するように、と。

宇田家は父と長男(中島歩)、娘婿(浅利陽介)が政治の道へ進み、
晄司はそれとは関わらず自分の道を歩もうとしていたのですが、
いやいやながら父の秘書をすることになってしまっていたのです。
それなので、政界の当たり前のように横行する不正めいたことも、
いちいち引っかかりを覚えてしまう。
父がもし後ろめたい行為に及んでいたのなら、
犯人の要求に応えて、本当のことを話したほうが良いと思うのです。

そして父も、孫娘のためならやむなしと思い、覚悟を決めるのですが・・・。
実は「罪」と言うべきなのは一つだけではなかったのです。

 

また、ことは清治郎1人に関わる問題ではない。
清治郎が白日の下に真実をさらけ出せば、他所の欺瞞もさらけ出され、
政界を揺るがすこととなってしまいます。
そのために様々な妨害が・・・。

こんなことで、真実を明かしてくれるのなら、実際にやってみたくなったりする
・・・などと過激なことを考えてしまいました。

 

尾野真千子さんが妙に地味な役をやっていると思ったら・・・。
おっと、これ以上は秘密・・・。
というか、配役でバレバレのパターン。

ケンティだから見たので、そうでなければみるほどのモノでもなかったかも。

 

<Amazon prime videoにて>

「おまえの罪を自白しろ」

2023年/日本/101分

監督:水田伸生

原作:真保裕一

脚本:久松真一

出演:中島健人、堤真一、池田イライザ、中島歩、山崎育三郎、美波、浅利陽介、尾野真千子

 

サスペンス度★★☆☆☆

満足度★★★☆☆



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