人骨

オートバイと自転車とか洋楽ロックとか

2007夏のツーリング4

2007年09月10日 | ツーリングのレポート
8月27日(月)

まずはこの写真を見てもらいたい。この日の朝食である。


高級こしあん



「高級つぶあん」の姉妹商品?裏面には「高知ヤマザキ」と書いてあったが、地域限定なのかもしれない。ちなみに「高級つぶあん」と違うのはアンコが「つぶ」か「こし」なのかだけではない。パン生地がフサフサ系な点、ケシの実ではなくてビッグマックと同じゴマ(?)がまぶされていた点、とにかくそもそも味が違う。
もっとじっくり食べておけばよかったが、向こうで寝ているドイツ人が気になりあまり集中できなかった。

【行程】
9時ごろ出発。ひたすら国道197号を走って檮原~大洲~八幡浜(11:20)。
八幡浜から九四フェリーで臼杵へ(14:00)。
臼杵からは国道502号に乗り、三重町(ここで後述の理由により三重町から臼杵まで引き返した)~竹田市
竹田から国道57号に乗り阿蘇へ。17:00キャンプ場「阿蘇いこいの村」に到着、設営後、再びバイクにまたがり大観峰展望台へ。日没後キャンプサイトへ戻る。289km


【できごと】

☆いつもどおり6時には起床。山中なので朝は日が差すのが遅く、露で湿ったテントをなかなか乾かせずに出発が遅れた。ドイツ人は8時まで寝ていた。

☆ドイツ人と記念撮影して、先に出発。特に寄り道もせず八幡浜を目指す。R197で愛媛県に入ってすぐパトカー発見。法定速度を40km/hくらい超えてるので減速すると、なんと精巧な偽物。
効果抜群。うんこ警視庁は見習ってください。


交通安全


☆大洲を過ぎたところにある「カタヤマ」という家具屋でトイレ休憩。
ついでにフェリー会社に電話。今日乗るフェリーではなく、明日九州から帰るための夜行便のことだ。28日(火)ヨル発の宮崎発大阪行きは余裕アリとのこと。
最終日は「大阪→東京へ走る」で決まりかな。
でも予約はしなかった。

☆フェリーは八幡浜港のほか佐多岬(三崎港)から出るのも含めて何種類かあるのだが、とりあえず八幡浜の港を訪ねたところあと30分で出港という便があったので、1145出発臼杵ゆきに乗る。行先も九州ならどこでも良いやって感じ。臼杵がどこなのかは、知らなかった。

☆港の寸前の本屋で初めて「ツーリングマップル九州」を買った。ほんとに無計画です。

☆船は2時間。船中では昼飯を食い、買ったばっかの地図を見て目的地を阿蘇に決め、そこへ至るルートも考えて、昼寝。一度寝てしまうと今日はもう走るの辞めてこのままずっと寝ていたくなる。うっかりカーペットの上にサイフを置き忘れて隣のおじさんが教えてくれた。これがサイフにまつわる事件の予兆だったとは、この時は知る由もない。

☆九州に上陸して、昨日の反省もあり臼杵市内のセルフGSで給油する(14:20。3lくらい)。しかし機械は何故か紙幣しか受け付けず、やむなく千円入れて給油すると、つり銭の代わりに残額はプリペイドカードで発行された。だまされた!くっそーこのカード二度と使う機会無いんだろうなあ…。

☆R502はのん気に快適に走行。走行しながらカメラをハンドルにたてて撮影。

70km/h?


☆R502臼杵市内(旧野津町?)は「吉四六さんの里」を謳っている。史跡表示看板は見逃さないが、「吉四六さんの墓→」という看板は、微妙にスルー。

☆その先の三重町を抜けたところで雨が降ってきたので、ハンドルにおっ立ててたカメラをタンクバッグにしまおうとしてとんでもないことに気が付いた。(15:10)

「ぎィにゃァー!サイフがねー!!」

さっき給油したセルフGSに置き忘れたことを思い出した。ケータイが圏外なので、三重町の圏内まで引き返し、レシートにかかれていた電話番号にかける。

「ああバイクの方ですよね、店で見つけて預かってます」

とりあえずサイフ消滅という最大のピンチは回避された。
でも既に給油後1時間走っている。ここから1時間往復で2時間のロス。普通ならキレるところだが、何とか自分に言い聞かせた。

「タイムロスは不幸だけど、それでサイフが無かったら最低、サイフがあれば下から二番目。二番目だからガマンだがんばれぼく」

かくして引き返したGSでサイフを受け取り、二度と使わないはずのプリカで再度の給油を果たすことになった。めでたしめでたしィ。
ちなみに片道1hのところを、往復1hで走りきったのは内緒である。初めて下道でぬ30km/hも出した。

☆R502竹田市というところを通る。竹田の子守唄の竹田?
岡城址とかいうところを通る。難攻不落の堅城であると盛んにうたっていた。うーん戦国時代?高橋紹運が島津の猛攻を防いだお城かな?
等々想像しながら走っていたが、帰ってから調べるといずれも全く違っていた

☆阿蘇山へ至る最中、北海道みたいな牧場とか防風林の風景が広がっていた。話には聞いていたけど、カルデラとかいうのの仕組みがはじめて分かりました。
「丸いピザ生地の土手部分」みたいなのが外輪山です。ピザ生地部分が想像以上に広くてビビったよ。

☆阿蘇は24h営業のファミレスもあり何気に結構都会。しかし国道をちょっと離れるとすぐに牧場という素晴らしいシチュエーションだ。携帯もしっかり圏内。よかった。

☆「阿蘇山いこいの村」というオートキャンプ場へ着く。はっきり言って広い。広い公園全部がキャンプサイトという感じだ。

☆キャンプ管理人に「コインランドリーってありますか?」と訪ねたところ、自分たちが作業服を洗う洗濯機があるから、特別に貸してくれるという。またビニールハウスに干しておいても良いとのこと。さっき国道沿いでコインランドリーを見つけたから、どちらか気に入った方を使うことにした。九州人も優しいね。

☆大観峰展望台は、ツーリングマップル曰く「ここを訪れずして阿蘇を語るなかれ」みたいな持ち上げっぷり。分かりやすいから行くことにした。キャンプ設営後に全ての荷物を降ろして身軽になって走りにいった。やはりシートバッグをバックルで外せる設計にして正解である。


うーんワンダフル


☆夕食は地元の「文吾うどん」という店で。バイクで10分くらいかな。冷が既にないというので月見うどん。どのメニューも異様に安い(月見は350)。付近のランドリーは24時間営業だが、洗濯と乾燥は別料金と判明。キャンプ場の洗濯機だけ借りて、あとでランドリーを訪れて乾燥させる計画にした。


☆キャンプ場の二槽式は「全手動」。はっきり言って初体験。まず洗剤を入れて洗う。続いて水を捨てて、注水すすぎする。最後に脱水。脱水に使う「おとしぶた」は、むかし母親が使うのを見ていたから使い方が分かった。
なお、洗濯機は覗くとなんだか汚い。ホース放水で掃除してから使う。
脱水槽にはこともあろうかでかいナメクジが寝ていた。仕方ないから指ですくい取ったが、さすがのぼくも少しイヤだった。

☆洗濯機を回す間、いこいの村の大旅館(国民宿舎?かんぽの宿?)のフロを使いに向かった。フロの前に家に電話。久々にチビの声を聞く。

「オトシャン、モウカエッテコナイヨ」

なんだと?

☆続いてコインランドリーへ。夜中に明かりが点いてるから、はっきり言って虫だらけだ。30分間ひたすら今日の出来事をケータイでプチプチ書く。

☆全部終わったら24時を過ぎていた。明日はのんびり寝坊するかな。



【食事】

朝:あんぱん(高級つぶ高知版)、タマゴサラダロール

昼:フェリーの売店で買ったサンドイッチとチーズちくわ

夜:文吾うどん