人骨

オートバイと自転車とか洋楽ロックとか

人格障害なのか(続)

2006年05月13日 | ただの雑談
自分の場合は主にリアルな知人との連絡程度にしか使わないが、「ミクシイ」というSNSに入っていたおかげで、自分と同じような症状(?)を持っているらしい人の日記なりウェブログをたくさん読むことができた。
全員がそうとはいえないが、自分と同じような傾向のある物の考えをする人には似たような日記を書いているケースが多い気がした。一見自分勝手極まりなくて遠ざけたくなるようなイタイ類の文章であっても、「普通に自分が思っていることを書いただけ」って考えてみると、ものすごく同感できるものが多い。自分を外から見るとこういう感じなんだなというのが、少しつかめた。というより自分のウェブログがイタイことを知った。

また何物にも程度というものがあるであろうが、そういう中では自分はそれほど深刻な社会非適合性を抱えているようではないらしい。

今現在ウイルス感染が大分よくなり、抗生物質のおかげか色々なトコロが良くなった気がする。
これを機に自分の人間そのものをOHしてみたい気分である。

人格障害なのか

2006年05月13日 | ただの雑談
ドクターストップによって出勤停止が3日続いた。こういうのが引き篭もりのきっかけになるのかもしれない。確かに今の職場は非常にイヤであるが、かといって来週の月曜から出勤できないつもりは、毛頭ない。

何気なく引き篭もりに関連したキーワードでネットなど見ていて、「回避性人格障害」という単語に当たった。
自分は占いとか心理学とかはほとんど興味がないのだが、精神医学のジャンルでは人格障害というのに10種類くらいの分類があって、その中の一つなのだそうだ。
引用するとこんな感じだ。

次の7つの診断基準のうち、4つ以上が当てはまります。

1)人から批判、否認、拒絶されるのを恐れて、仕事で重要な人と会わなければならない機会を避けてしまう。
2)「好かれている」と確信できる人としか、付き合おうとしない。
3)恥をかかされたり、ばかにされたりすることを恐れて、親密な相手に対しても遠慮してしまう。
4)人が集まっているような社交的な状況では、批判されないか拒絶されないか。とそればかり考えてしまう。
5)「自分は人とうまくつきあえない」と思っているため、新しい人間関係が作れない。
6)「自分は社会的にうまくやっていけない」「自分にはいいところがない」「人よりも劣っている」などと思っている。
7)「恥をかくかもしれないから」と思い、新しいことを始めたり、個人的にリスクを冒すようなことに対して。異常なほど引っ込み思案である。


「このうち4つ」とあるが、自分はきっかり4つ当てはまる。4つなのでギリギリだから微妙と思いたい気もするが、当たっている4つがかなり強固に当てはまってしまうのだ。1、2、4、5だ。どうやってもこの4つは絶対に外せない。というより、「この4つのうち1つでも当てはまらない人間なんて、居るんだろうか?」という疑問さえある。だけど当てはまると人格障害なのだから、健常な人間は当てはまらないのだろう。それほど自分にとってこの4つは身近な存在だったことになる。
これは恐ろしいことだ。

また別のサイトからの引用では次の通り。

このタイプの人たちは、一般的に自己評価が低いような印象を受けます。意識しているかどうかはわかりませんが、何らかの劣等意識を持っていて、それを誰にも知られたくないと思っているのかもしれません。
人間関係は表面的そして形式的になってしまいがちなので、ごく親しい友人とのみ関係を持っていることが多いようです。
とはいっても、このタイプの人たちは「人間嫌い」ではありません。逆に、人間関係を求める気持ちはかなり強く、一番の関心事でもあるのです(これが分裂病質人格障害との違いです)。
それにも関わらず、このタイプの人が人間関係から距離を保たざるを得ないのは、自己評価と自己理想とのバランスの悪さが影響しているようです。
「社会的に認められている」「美人である」「才能がある」など、「~のときだけ、自分はOKである」という限定が強すぎるのです。


> 自己評価と自己理想とのバランスの悪さ
なんか自分の宿命をズバリ言い当てられてしまった感すらある。

同じく引用。

また、境界性人格障害と異なり、拒絶されると怒りを向けるのではなく、引きこもり、いじけた様子をみせます。

> いじけた様子
このウェブログなどがまさに良い例だろう。

自分は人間嫌いかと思った時期もあったがそうではない。本当は誰とでも上手にコミュニケーションが取れたらいいと思っている。だけどできないのだ。できない自分はみじめである。みじめになりたくないから、しないのだ。
ただし人間全てが苦手なのではなく、対象が限定的ではある。自分は同世代もしくはそれ以下が苦手なのだ。同世代より上というのは、年下の自分を可愛がってくれるケースが多いと思いこんでいるし、そもそも上の世代と仲良くなりたいとあまり思わないので、逆に普通になじめてしまう。

また人格障害そのものというのは、

自我の形成期における家庭内環境など様々な外的要因が、生まれ持った気質と相俟って一般には思春期以降に表面化する。

なのらしい。10代から20代はじめを振り返ると、ものすごく思い当たるフシがある。

またこの回避性というのは往々にしてニートや引き篭もりに見られる障害であるのだという。
自分は幸い表面上社会生活をまともに営んでいる。職も安定して勤めているし、妻もあれば子もある。生活に支障をきたすようなことはない。欠点をひとつ挙げるならば友人がかなり少ないことくらいか。なのだが、一見普通なこの社会人生活が、いつ破綻するかも分からない脆弱性を秘めたものであるのだと言われれば、なるほどそうかも知れないという気もする。
表面上はまともだが、いたるところ地雷だらけなのは自分が一番よく分かっている。ニートも引き篭もりも、いつも自分と隣り合わせなのかもしれない。

単なる性格と思ってそこまで気には留めていなかったが、もしこれが病気なのだったとしたら一度対決する必要があるのではないか。勝てるのだろうか。不安になってきてしまったよ。
先日も通ったばかりだし、とりあえず病院に行ってみようかなと真剣で思ってしまう5月の夜であった…。