谷崎光 中国日記  official blog  

北京発! 2018年9月3日で北京在住18年目に突入。

新年快楽! 意外と進んでいるかも 日中音楽ビジネス

2015年01月03日 | エッセイ
明けましておめでとうございます! 


さて、年末に漫画家のあっこさんが、日本人が中国で手掛けているという、中国人シンガーのMVを送ってくれました。ボーカルの人が作詞作曲。日本から見れるかな。
 日本人は北京外国語大学の後輩だとか。
 その中山邦夫さん、中国での肩書はエイベックスのプロデューサー。

 中国ってね、MVは日本のレベルに及ばないのが多いんだけど、これはなかなかです。







 北京で暮らしていると、今の中国の若者のこんな感じはよくわかる。
 私、年下趣味!もないし、男の顔はあまり見てないんですが、それでもイケメン増えた(美女はもっと早く改革開放と同時に増えました)。混血が多い国だから、昔もかっこいいのはいたはずなんだけど、ビン底メガネかけてたしわからない…(笑)。


 で、それに磨きをかけるのが日本人と。



 うわっ、さっきのイケメン君、最初はこんなんだったんですね。
 中国のローカル美容院によくいる地方出身の男の子みたい。これだけ光れば磨きがいあるなあ。この子、性格よさそうですね。


 昔、「洋楽」の時代に、英語のできるプロデューサーが欧米に行き、外タレの版権買ったり、日本に連れてきていましたが、とっくにこういう時代になってるんですね。
 こういうコンテンツビジネスやるなら、言葉、必須。現地に精通、必須。若さ、必須。
 人民日報のインタビューを見てたら、中山さん、日本では意外な仕事で先が見えず、99年に貯めたお金で北京に来て、好きな音楽でコネクションを作って発展していった。
 「日本人の値段」の、中国で勝つ日本人、負ける日本人にも書いたけど、日本の「非主流」で中国で成功するタイプかも。

 
 中国でAKBも人気あるんですけど、中国人の若者に言わすと、「日本のMVとかは、ダンス、ファッション、メイク、もう中国のとは比べ物にならない」とか。
 ヨイショじゃなくてね、本当にそうなんです。中国のテレビみていると、これでプロか、というレベルの人がたくさん踊っている。


 日本人が、この方面で中国でこれからやることはたくさんあるだろうな。
 なんといっても市場は大きいし。
 コンテンツは勝手に使われ放題の国ではありますが(YOUKUとか人の褌で、広告取れて儲かるから、誰も規制しない)、それで知名度上げて、コンサートとか、うまくやれば儲かる。
 初期、そのへん、うまかったのが香港の歌手とか、小野リサさんですね。


 今年のお正月、北京は空気もけっこうよかったです。今日はちょっと悪いかな。今、郊外なんで、市内はわかりませんが…。