Faut Vivre - Mouloudji
マルセル・ムールジが1973年にリリースした「フォー・ヴィーヴル」を和訳してみる。
「Faut Vivre」 Mouloudji 日本語訳
虚無の大きな両目があるのは
君をもっと上手く食べるためだ
僕の子供よ
静寂も大騒ぎもあるにも関わらず
生きなければならない
底なしの溝と10憶の星の間の
夜の奥で盲目であるにも関わらず
生きなければならない
いつも美しくて
16歳を超えることがなく
希望を託したものが白紙手形であるにも関わらず
生きなければならない
また吹き始めて
また僕たちを灰色にする愛の風で
心が途方に暮れているにも関わらず
生きなければならない
才能もなく
ほとんど似ていないランボーでもなく
言い訳を探し合っているにも関わらず
頭の中の迷路をさまよいながら
上機嫌で僕たち全員が死んでいるにも関わらず
生きなければならない
勇敢で下劣で
十分に複雑で
そんな状態を愛することが最悪であるにも関わらず
生きなければならない
青春の理想が
歌っている立ち直った別の者たちによって
全盛時代にすり減らされるにも関わらず
生きなければならない
過去の方を振り返り
自分が少し変わったことを
認めることを恐れているにも関わらず
生きなければならない
同じ旅路で
羽目を外して生きたり賢明に生きたりして
結果的に難破に遭遇して終わろうとしているにも関わらず
生きなければならない
僕たちの胸に宿る太陽の下
工場の騒音の中で
僕たちの眠った歩哨が嘆き
盲目の心が過ぎ去る現在の綱の上を渡るにも関わらず
生きなければならない
死に瀕している古い夢のように
僕たちの中で
死んだ子供がまだ時々微かに微笑むにも関わらず
生きなければならない
公証人と遺産の悪循環に巻き込まれるか
心が吐き気をもよおして停滞するにも関わらず
生きなければならない
僕たちに別れを告げるまで
僕たちを酷い目に遭わせる愛に
黒いユーモアをかませるにも関わらず
生きなければならない
疑問点のような全ての水平線上で
死が僕たちを夢中で見ているにも関わらず
生きなければならない
僕たちの愛の宣誓の全てや
来る日も来る日も僕たちがつく嘘全て
永遠のための唯一の人生であるにも関わらず
さらにそれを知り損なったにも関わらず
生きなければならない