MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『麒麟の翼~劇場版・新参者~』 60点

2012-01-31 22:56:33 | goo映画レビュー

麒麟の翼~劇場版・新参者~

2012年/日本

ネタバレ

‘教育’問題とサスペンス

総合★★★☆☆ 60

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 確かにプロットは良く出来ているが、連続テレビドラマ『新参者』の続編であるために、例えば主人公の加賀恭一郎と彼の上司である小林の微妙な人間関係など本作を観ただけでは分らない部分もある。
 水泳部の顧問を務めていた高校教師の糸川肇が当事者である3人の生徒を帰らせた行為は褒められたものではないが、画面で見る限りでは糸川は自身が担当している水泳部で不祥事が起こったら自分の進退問題に発展するために隠蔽したという動機ではなく、純粋に3人の将来を心配したという判断のように見えるために、加賀の言い分は最もであるものの、一介の教師でしかない糸川にそれほどの高尚なモラルを要求することは気の毒に思えた。そもそも偉そうなことを言っている加賀においても、自身の父親の加賀隆正の息子に対する想いを受け止め損なっているのだから、言葉に説得力が無いのである。水泳部の部員の1人である青柳悠人の父親である青柳武明の言動も奇妙なもので、息子の在宅中に勝手に息子の部屋にまで入ってパソコンをチェックするという大胆な行動を取れる割には、息子に面と向かってはっきりものが言えない不思議なコンプレックスを抱えている。
 これらの様々な‘教育’問題の源はプロットにおいてサスペンス性を優先させたためだと思うが、まるで結末から仕上げたようなサスペンスの完成度の高さと比較して、‘人間ドラマ’としての薄っぺらさは隠しようがなく、テレビの2時間ドラマを大画面で観たという印象しか残らなかった。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伊勢ケ浜の不可解な言動

2012-01-31 00:03:54 | Weblog

北の湖親方が理事長復帰=相撲協会役員改選(時事通信) - goo ニュース

 「相撲協会理事選の投票結果は次の通り。定数10、有効投票総数109。カッコ内は現役
時代のしこ名、所属一門、※は現職、☆は復帰、無印は新顔。
 ▼当選 ▽尾車(元大関琴風、二所ノ関)=13票▽楯山(元関脇玉ノ富士、二所ノ関)=12票▽貴乃花※(元横綱、貴乃花グループ)春日山(元幕内春日富士、立浪)=以上11票▽北の湖☆(元横綱、出羽海)出羽海※(元関脇鷲羽山、出羽海)八角(元横綱北勝海、高砂)鏡山※(元関脇多賀竜、時津風)=以上10票▽千賀ノ浦(元関脇舛田山、出羽海)=9票▽九重☆(元横綱千代の富士、高砂)=7票
 ▼落選 ▽友綱※(元関脇魁輝、立浪)=6票▽伊勢ケ浜(元横綱旭富士、立浪)=0票」

 何故か強行に出馬した伊勢ケ浜親方はこの日の投票前に辞退を申し入れたが、既に

立候補の受付期間が終了していたため受理されず、「(立候補辞退は)仕方ない。最後まで

悩んだが、一門の和を乱したくなかった」などと釈明している。立浪一門からは春日山親方が

11票を獲得して当選しているが、この内2票を回せば友綱親方も当選していたことになる。

この伊勢ケ浜の不可解な言動は九重親方を当選させる意図があったのではないだろうか

伊勢ケ浜の真意は分からないが、星取りの勘定だけは上手い人たちばかりなのだから。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする