friends もののけ島のナキ
2011年/日本
真の友情の難しさ
総合 70点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
浜田廣介の「泣いた赤鬼」という童話をベースにして、かなりストーリーをアレンジしているのであるが、考えれば考えるほどと物語の核心がよく分からなくなってくる。
主人公のナキとグンジョーが200年前に人間に襲われた際に、既に亡くなっていた母親のそばでナキが泣いているところへグンジョーと彼の母親がやって来たのであるが、グンジョーがナキのそばへ近づいた時に、2人の背後で何かが倒れてきてグンジョーの母親がそれに巻き込まれてしまう。グンジョーの目の前で起こった出来事なのであるが、何故かグンジョーは母親を探すことなく、グンジョーの母親は生死不明として扱われる。ここの描写の甘さがその後のグンジョーの真意を不確かなものにしてしまっていると思う。
風の便りによりグンジョーは自分によく似た女性の存在を知ることになる。普通に解釈するならばナキに本心を知らせずに村人を襲い、ナキと本気で争うことで、ナキは人間の味方であると村人たちに認識させるグンジョーの企ては友情の証しと見倣せるものであるが、いい加減手に余るナキに嫌気がさして、実は亡くなっている‘母親探し’を口実に島から出たくても、他のもののけからも嫌われているナキをもののけ島に一人で置いておくわけにもいかないための苦肉の策だとするならば、グンジョーにとっては真の友情というよりも‘一仕事’という感じがしなくもないのである。
このように脚本が原案を上手く活かしているとは思えないのであるが、子供を対象とした作品にそれほどの厳密さを求めることもないのであろう。
「食べログ」やらせ騒動、公式コミュニティにも批判の声(@niftyビジネス) - goo ニュース
飲食店クチコミ情報サイト大手「食べログ」は一度も利用したことがない。食に全く興味が
無いからであるが、テレビの報道が面白かった。月島にはたくさんのもんじゃ焼き店が
あるらしく、そこの2、3の店舗が、飲食店の依頼を受けて好意的なクチコミを投稿したり、
人気ランキングを操作したりする業者に実際に依頼して(確か月10万円を三ヶ月)、
かなり売り上げを伸ばしたらしい。しかしよくよく考えてみるならば、もんじゃ焼きという
食べ物において店によって味に劇的な違いがあるとは考えられない。飲食店というものは
ピンからキリまであるからクチコミを必要とするものもあるだろうが、ギリギリゲロ一歩手前の
ようなもんじゃ焼きにクチコミが必要だとは思えないのである。