ウルフマン
2010年/アメリカ
リメークの意義
総合
60点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
1941年に制作されたジョージ・ワグナー監督の『狼男(The Wolf Man)』のリメークであり、‘現代版’として脚本を変更したということでかなり期待して観に行ったのだが、同じ1891年のロンドンを舞台に設定にしているガイ・リッチー監督の『シャーロック・ホームズ』と通じる洗練されたゴシック調の映像以外に残念ながら見所はないと思う。
例えば超人ハルクであるならば怒りでもって変身してしまうという葛藤があるのだが、この作品の主人公であるローレンス・タルボットは、月の満ち欠けに影響されてウルフマンになってしまうというだけで、人間としての葛藤はない。彼は、実はウルフマンであった父親のジョン・タルボット卿に襲われて傷を負ったことによってウルフマンになってしまうのであるが、だからといって父親もただ月の影響でウルフマンになってしまうのだから、父親と息子の対立という精神分析学的な構図にはならない。思い切っていかに主人公が月と‘対決’するのかという‘ハクション大魔王の最終回的’なシナリオであるならばもっと面白くなったかもしれない。
ウルフマンになったローレンス・タルボットに襲われて傷を負ったアバライン警部もウルフマンと化しているというオチも弱く、結局何のためにリメークしたのか分からない。
IMALU、初声優「父と映画思い出す」(サンケイスポーツ) - goo ニュース
デビュー時からこれだけの豊富なネタを持っているにもかかわらず IMALU は現在
デビューシングル「Mashed potato」もセカンドシングル「そんな名前 欲しくないよ」
も不発である。私は「Mashed potato」よりもカップリング曲の「S.O.B.」の方がポップ
だと思ったが、さすがにデビューシングルのタイトルが「Son of a Bitch」はまずいと
判断されたようである。曲は悪くないし話題性もあるのにこの不振は深刻だと思う。
IMALU を見ていると元気が感じられない。やる気があるのかないのか分からない
外見がマイナスになっているような気がする。“キャラ”を決めあぐねているのか?
彼女が書く歌詞は悪くないと思うが、彼女の声(歌い方?)は独特で大衆受けする
ような感じがしない。でもやる気は十分にあるようだから是非アルバムはリリース
して欲しいし期待している。