ウッデイクン残日録   日残りて昏るるに今だ遠し   

歳だからという固定観念を捨て、残りの人生、やりたいことをやりたい

ボールがとばない

2018-07-09 | 日記

どっしりしたドイツの建物、窓の下の✖印の筋交いのようなものが特徴だが、よく見ると
入っているところとないところがある。構造上の補強のため?か単なる美観上の感覚か?


朝、ランと一緒に近所の公園まで散歩するが、公園の運動場で爺さん4人がキャッチボールをしていた。
見るともなく見ていたが、隣の小学高学年くらいの野球少年に比べ、ボールの投げ方も悪く、距離もない。
みっともない投げ方だなあ、女の人の投げ方じゃないかと思いながら見ていた。
若かりし頃、野球少年ではなかったが、ボールはかなり遠距離投げられたので、目の前の爺さんたちの
投げ方が気になった。
「バカにする前に自分はどうなんだ?」
との思いで大きめの石ころを探して林に向かって投げてみた。
投げるスタイルは自分では見えないが、昔のように肩が回らず、石の飛距離も思っていたところまで遠く及ばない。
なんだ、なんだ、俺もあの爺さんたちと同じじゃないかと情けなくなった。
これが齢を取るということなんですねー。

AIはいやだ

2018-07-06 | 日記


ドイツのステンドグラスのガラス工場  こんなマイスターが少なくなっているという


先日同じ年配の飲み会があった席でのこと。
最近居酒屋の店員が外国人が多くなっているが、将来はAIに変わるんだろうねという話になった。
回転すしはAIではないが、手元のボタンで注文した品物がベルトコンベヤーで運ばれてくる。
居酒屋でも手元のコントローラーから注文したものが、テーブルの中央の蓋が開いて
「はい!お待ちどうさま」という音声とともに出てくるのはありそうなことだ。
人間の触れ合いはどうなってしまうの?
飲み友達も画面を見ながらTV会議みたいに会話しながら飲む時代が来るのかな。

こんな時代になって、写真のような職人の作るガラスは中国のステンドもどき材料に駆逐されて
消えようとしているらしい。
ものはなくとも「赤毛のアン」のような世界がいい。

海外での運転

2018-07-04 | 旅行


シンデレラのお城   ノイシュバンシュタイン城
政治的に実権を失った王様が、道楽で作ったお城も後世に残した偉大な観光資源になるとは


前回は米国での英語力の貧困さであったが、今回は車の運転でのひやひや話
ロス郊外で夜運転中、信号のない交差点を左折した際のこと。
交差する道路は片側2車線の広い道路、センターラインは日本と違って広く確保されており、
かなり大きな街路樹が植えられていた。
片側2車線とは知らず、車の量も少なかったのですいと左折して右側車線に出たつもりが、
正面からヘッドライトをつけた車が来て警笛を鳴らされて慌てた。
幸い車の少ない田舎道だったので相手の方が左に避けてくれたので衝突は免れ
次のわき道に抜けて事なきを得たが、冷や汗もの。  
曲がるべき右車線はセンター街路樹の先にあり、日本の狭い道路感覚が事故につながることに・・

交差点の交互通行を無視して怒られたり、一方通行の道に入ってどなられたり、
海外ではいろいろ恥をかきますが、みな懐かしく思い出すのもいいものですねー。

こんな思い出話をブログに書くのも年のせい? まあゆるしてたもれ!

英語の発音 RとL

2018-07-02 | 日記


ドイツ 教会のステンドグラス  似たような教会がたくさんありこれはどこだったかな??


初めて米国に行ったのははるか昔、30歳の時会社の出張で1週間くらいのボストン郊外滞在。
家具付きアパートに泊り、スリッパがないので近所のスーパーへ買いに行った。
あまりに広いのでどこに売っているかわからず、店員にスリッパの売り場を訪ねたが全く通じない。
仕方がないので靴売り場を訊ね、無事スリッパを見つけてレジの店員にこれは何というか聞いてみた。
「スリッパ」というそっけない返事。この日本人はスリッパも知らないのか?
同じスリッパがどうして通じなかったのか?
Slippers のLの発音がRになっているのだろうということはすぐ判ったが・・がっくり

2回目に行った折は、ロス郊外で米国人社員の家庭に夕食で招かれていった折のこと。
幼稚園くらいの女の子がいて名前のやりとり
「What's your name?」 「Carol」
「Oh Carol!」 「No! No! Carol」
「Oh Carol!」 「No! No! Ca-ro-l」
2回目は彼女、自分の指を口の中に入れて舌を指しながら発音指導をしてくれた。
Carol はRとLが混じった私にとって難しい発音だったのだ。
大人の人は聞き流してくれるが、幼稚園児は自分の名前に厳しく妥協してくれない。

英語の発音のことになると上記の2つの苦い思い出がよみがえるが、
Carolもすでに50才近い中年のおばさんになってるんだろうな。