大学共通テストの成績と合わせて民間の試験を合否判定に使う計画が見送りになったと新聞に出ていた。長い間入試関係のニュースに接してきたけれどこんなに大きな失態は見たことがない。日本の教育行政史上最大の失態といっても過言でないくらいだと思う。受験機会の公平性の担保のためというようなことが新聞に書いてあるけれど問題はそんなものではないと思う。
入試を安易に民間に委ねることは危険なこととかねてから思ってきた。入試の合否判定に利用される試験を作る民間の会社はそれが民間の会社である限り、もうそれを絶好の機会にしてお金もうけをたくらむことは目に見えている。
お金もうけ、資本主義経済で民間の会社なのだもの、お金もうけするチャンスがきたらするのが当たり前だと思う。
試験を実施する民間の会社の御墨付きの問題集、御墨付きの音声教材、そんなものが市場に出て本屋さんの受験のコーナーに並ぶのは必至の状況であるような気がしていた。
僕はそういうの考えるのが苦手だからそんなに思い付かないけれど入試の判定に使われる問題を作成している会社という権威を利用してできることがその他にもたくさんあることと思う。
そんな状況でまた新たな不祥事がでてこないかと気になって仕方がなかった。
もうそういうこと考えるのがいやだからここ1、2年は入試がどうなっても結局はなるようにしかならないんだからと思いこの入試関連のニュースはあんまりくわしく追いかけないようにしていた。ややこしい話だしなんとなくもう考えたくもなかったから。
少しでも入試がみんなが納得できる方向にいくことを願っている。
十月の末はハロウィンでスーパーマーケットのレジの人はハロウィンのかぼちゃをイメージした帽子をかぶっていた。翌日そのスーパーに行ったらもうクリスマスの飾りつけがしてあった。本当に早いなと思う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます