ケンのブログ

日々の雑感や日記

皇女 特別職の公務員

2020年11月25日 | 日記
今日の新聞に、皇族の女性は結婚後に特別職の公務員となり、皇室活動を継続してもらう制度を創設することを政府が検討していると書いてある。

このような案が出てきた理由として新聞は
皇族の減少により、残った皇族の方の公務の負担が非常に大きいものになるので、結婚した元皇族の女性に特別職の公務員としてこれを遂行していただく。

この案だと、女性宮家ができることによって女系天皇が生まれる可用性が生じることに対する保守系議員などの反対をかわすことができる。

なぜなら皇位継承の問題と、公務遂行の問題をこの案だと切りななして考えることができるから。

なのでこの案は皇位継承の男系を重視する保守派も受け入れやすいものである。

とまあおよそ上記のようなことが新聞に書いてある。

本当に皇族が男系であることの意味って何なのだろう。僕にはよくわからない。

男系というのが世界に類のない日本の伝統だから守らなければならないと言うことなのだろうか。

もしそうだとすれば、僕にとってはなんだか意味がわかるようなわからないような、どちらかと言えばナンセンスのようにも思えるのだけれど。

遺伝の専門家に聞いたら答えがでるのだろうか。

もしそういう答えがあったとしてもそういうことを語るのはあるいはタブーなのだろうか。

本当にわかりにくい問題だと思う。

天皇の地位が憲法に書いてあるように国民の総意によるものであるとすれば、保守系議員の反対などを気にするよりも広く国民の世論がどうなのかということを考えたほうがいいように僕には思える。

ある内親王殿下が婚約されたとき、その婚約者はなんだか僕にはちょっとチャラい方のように見えた。

その婚約会見を見ていると、心がこもっていなくて、予め暗記したことを、無機的に話しているように見えた。

そして、内親王殿下の婚約者よりも内親王殿下が話しておられる時間が圧倒的に長いように見えた。

まるで、「こういう場面は私にまかせといてよ、それで、この場を切り抜けられれば大丈夫だから」、と内親王殿下と婚約者の間に内密の打ち合わせがあったかのように。

そして、それは皇族の方の会見の伝統にそぐわないものであるように僕には思えた。

男系という遺伝上の伝統が保たれても、公務ということに対する心のありかたも含めた伝統ということが維持されなければ伝統の意味がないように僕には思える。

そして、心をないがしろにした伝統というものは多くの場合すたれてしまうのではないだろうか。

僕にはそのように思える。

特別職の公務員って国会議員も特別職の公務員であるはずだ。

国会議員と同じ、特別職の公務員という身分に属する皇女が、あの会見のときのように心もこめずに形だけの公務を行うかと思うと僕はちょっとぞっとするというような気持ちにもなる。

そういうことにはならないように祈りたい。

女性も宮家にとどまるということにして、子供の頃から宮家とは何かということをしつける教育をする、というふうにした方が僕には良いように思えるのだけれど。

氏よりは育ち、ということもよく言われることで、男系とかそういう遺伝の問題よりも大切なことに僕には思える。


 



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