ケンのブログ

日々の雑感や日記

奥深い言葉

2023年04月06日 | 日記
桜の季節 歩いて花を見に行ったのは3月の末頃でもう満開を過ぎて 花吹雪の状態になっていた。

桜とカエデが一緒に植えてある場所を通って 毎年のことながら 桜の花がさくのと カエデの新しい葉が 出るのは同じころだなと思った。

細い川沿いの 桜を見ていると 近くの高校生の女の子の二人ずれが 互いにスマホで何か撮影をしていた。

動画を撮っているのか 静止画をとっているのかわからないけれど。

でも 桜と 川と 若い女性がそろうとなんとなく ハイカラさんの世界だな いいものだなと思ってしまう。

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坂本龍一さんが亡くなったニュースは 僕には この一週間でもっとも印象深いニュースだった。

20年ほど前の冬に 京都の河原町近辺の イタリアンのお店に行ったとき そこで 坂本龍一さんの「戦場のメリークリスマス」が流れていた。

なんども 同じ旋律を繰り返すし BGMはたぶん 繰り返し再生モードになっていて 聴いている間に旋律が 記憶にとどまってしまった。

なんとなく 独特の やり場のないような 寂しさのある音楽だなと思った。

そこから 一般に報じられる 世界のサカモトとか 女性にもてたとか そういう 華やかなイメージとは違って 本人は 以外に寂しかったのかもしれないと 思ったりする。

ネットで見ていると 何人かの女性と 結婚 もしくは 事実婚の関係にあったと書いてある。

そんな 記事を見て ぼんやりと それは ある意味 罪なことだなあと思った。

罪と言うのは 本当にいろいろな 意味があるけれど 僕が言うのは 禍のもとになる要因といったような意味での罪と言うことだ。

こういう罪の用法で 僕がわすれられないものが ひとつある。

それは ある 飲食店に僕が一人で行ったとき 近くに 座った 女性二人の会話が 聴こえてきたときのことだった。

一人の女性が パスタとか パンとか 自分が 好きな 食べ物の話としていた時 相方の女性が 「あんたの 好きなもんって 炭水化物ばっかやん」と言った。

すると パスタの話をしていた方の女性は 「そうやねん 罪やわー」と言葉を返した。

その言葉を聞いて 罪という言葉には こういう 用法があったのかと 僕は驚いてしまった。

そして やはり これは 関西の 女性の会話だなと思った。

竹内まりやさんの 恋の嵐 という歌のフレーズの中に

“”友達でいたいけど 動き出した ハートは もうこのまま 止められない 罪の始まり“”

という一節があるけれど この 罪も 「炭水化物は罪やわー」と言うときの 罪と似たような用法だと思う。

こういう 用法における 罪と言うのは きっと 辞書的な定義をすれば 「禍の元」ということになるのだと思う。

結局 こういう罪の用法が 最も 日本語的な 罪の用法であるように思う。

そして 罪 という言葉を 口に出したり 意識したりするのは どちらかといえば 女性の方が多いのかなと思ったりもする。

罪と言うのもある意味 奥深い言葉だなと思う。

それは ともかく いちにち いちにち 無事に過ごせますように それを 第一に願っていきたい。
 







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