県庁所在地の百貨店へ。
お中元売り場のコーナーを見る。
お湯を注ぐだけのスープとか味噌汁とか、そういうたぐいの商品が何種類かおいてある。
一人暮らしの人や、調理に時間をかけられない人が増えている今の世の中、こういうのもよさそうだなと思う。
おまんじゅうのセットと僕が信じて疑わない商品があった。
白 赤、薄茶色など、色とりどりのおまんじゅうが入っている。
見た目はよさそうだけれど、食べ過ぎたら、血中の糖分の濃度が上がってしんどくなりそう、などと考えてみていた。
しかし、よく商品の説明のポップを読むと、これも、お湯を注ぐと出来上がる味噌汁とわかった。
おまんじゅうのような塊をお椀に入れて、お湯を注ぐとお味噌汁。
楽しい気分で味噌汁が飲めそうでいいなと思う。
僕は気軽に味噌汁を飲みたいときは、だし入りの味噌を買ってきて、レンジでチンして飲むことが多いけれど、この方法だと、底の方に、味噌が固まってこびりついたり、なかなか不便なことも多い。
最初からお湯を注ぐだけというコンセプトで開発された商品ならもっと気軽に味噌汁を飲めそう。
なんか、いいなと思った。
レンジでチンするだけの、一口サイズの、赤飯とか、イカ飯とか 鶏めしとか、そぼろごはんとか、そういうのの詰め合わせもある。
いろんなご飯が食べられていいなとおもう。
でも、炭水化物のとりすぎにならないように気をつけないととおもったりして、、、。
酒のつまみとして居酒屋で出てくるようなタイプのおかずの缶詰もある。
やはり、手軽に食べられるというのが今の時代の商品のひとつのコンセプトなのだろうかと思う。
そんなものを僕がいろいろ見ているうちに、母が決めたお中元は おそうめん。
結局、母にとっては無難な線ということなのだと思う。
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地下の食品売り場へ。
天然あゆ と書いてあるポップがあるので行ってみると、たしかに姿がスリムだし、色合いが鮮やかで美しい。
お値段一匹 980円。
まあ、見て楽しむ分にはいいけれど、買うとなると、、、。
半月以上前に、僕が大阪のスーパーで見た鮎の甘露煮が380円くらいで、形を見るとたぶん養殖の鮎だから、天然鮎が980円というのは適正価格とは思うけれど、やはりね。
ちなみに、白川のあゆと書いてあった。
決してあゆに詳しいわけではないのだけれど、やはり、この手の魚は上流域のものが、いいのだろうなとそんなことを考えていた。
本当にかなり昔に、長良川で鵜飼を見たあとで、タクシーにのったら、その運転手の方がかなりあっけらかんとした人で「まあ、鵜飼も、話のネタに一回見たらいいんじゃないですか。屋形船で鵜飼を見て、出てくる鮎は養殖というのもよく聞く話ですし」というようなことを話しておられた。
まあ、そう言われてみればそうかなと思う。
事実、その時以来、一度も屋形船にのって鵜飼って見たことないし。
今度見るなら、屋形船に乗らずに、ちょっと離れた場所から見てみたいなと思う。
“”おもしろうて やがて かなしき 鵜舟かな“” 松尾芭蕉
風景も音楽も、ちょっと哀しいくらいのほうが案外しみじみと心に残ることも多いというのは僕以外にも多くの人が体験することと思う。
もちろん楽しいのもいいけれど。
それはともかく いちにち いちにち 無事で健康で過ごせますように それを第一に願っていきたい。