ケンのブログ

日々の雑感や日記

挨拶だけでもしっかりと

2022年03月07日 | 日記
かれこれ5,6年前に、インターネットバンキングでパスワードを3回か4回誤入力したら、サイトを開くことができなくなってしまった。

それで、怖くなって、インターネットバンキングをやめて、必要な場合には銀行の窓口にいくようになった。

ところが、銀行の店員さんは、アプリでするとお待ちいただかなくても大丈夫ですとか、テレビ電話でオペレーターとやり取りすれば、手数料が安くなります とか、そんな類のことばかりおっしゃってくる。

それで、僕は、手数料は支払います、窓口でお願いします と割と強い口調で返すことが多くなってきた。

なんで、こちらが預金者なのに、窓口のお姉さんに頼むからやってください 手数料もはらいますから なんて、いわなければならないのかと思うことが多くなった。

そんな 意地の悪いことを言っていたら銀行の店員も人工知能に仕事を取られるぞと思ったりもした。

気持ちよく仕事を引き受けてもらいたくてわざわざ銀行まで足を運んでいるのに、ほかの方法でやったらもっと安いよ ここだと手数料が かかるけど大丈夫か と実質そんなことを言われると つらい気持ちになることも事実だ。

そんなことを心にとめながら新聞をめくっているとこんな週刊誌の見出しが出ている。

“”預金者を見捨てる銀行。 ネットを使えない高齢者は「客」じゃない。3万人を超える人員削減で支店から銀行員がいなくなる“”と。

週刊誌の見出しって売るために大げさに書くものだと思うことの多い僕だけれど、この銀行に関する見出しは 僕が実体験で感じていたことと同じだ と思って ちょっとぞっとしてしまう。

最近は、ブログなどもまたパソコンから投稿するようになったので、ネットバンキングもまた始められるようにも思うけれど、両親の世代の人の様子を見ていると、自分もおそかれ早かれ また、ネットバンキングなど面倒になるときがくるだろうし。

と思うと暗澹とした気持ちになってくる。

まあ、流れにまかせて考えていきたいと思う。

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新聞の人生相談に、60代の女性からの相談が載っている。

“”長女は40代だけれどまた結婚していない。

長男は結婚したけれど、孫ができて家を建ててほどなく離婚してしまった。

友人の話は 子供や孫の話題が多く、最近 趣味の会からも足が遠のいている“” と。

回答者の方は
“”世間体を気にしすぎかも 自慢してくる人には「いいわねえ」と言っておけばいいのです“”と答えておられる。

もちろん、回答者の方は、新聞紙上の人生相談だから、何か答えなければならないので、世間体を気にしすぎと答えておられる可能性も高いように感じる。

ただ、僕は、友人が子供や孫の話を振ってくるけれど、自分は子供が結婚してなかったりしてそういう話題はつらい というのは、世間体を気にするというのとはちょっと次元が違う悩みのようにも感じる。

それは、人と共通の話題を持てないしんどさというか、どちらかというとそういう種類の悩みであるように思う。

かと言って 僕も、子供が結婚してない 離婚してしまった、それで仲間の話題についていけない という人に何かアドバイスができるわけではない。

ただ、諸行無常 いつまでも同じ状態がずっと続くわけではないから、時が解決するのを辛抱して待つのが基本 とそれしか言えないように思う。

自慢してくる人に 「いいわねえ」と返せる人もいるし そういうのがとても苦手という人もいるし。

天理教の教祖 中山みき さんのお筆先にこんな言葉がある。

“”口先の ついしょばかりは いらぬもの しんの心にまことあるなら“”

と。

ついしょ とうのは追従(ついしょう)のことで、まあ、お世辞とかそういうのに近い意味だと思う。

そういうのが苦手でも 真心があればそれでいい と中山みきさんは 言っておられるわだ。

世間話とか お追従とか そういうのが苦手で無口な人でも ふるまいとか、ものごしとか、そういうもので その人の性格を周りの人は案外わかっている ということもまた事実だということを信じていきたいと思う。

話すことがなかったら、挨拶だけはしっかりと ということを心がけたいと思う。