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ケンのブログ

日々の雑感

コロナの4月

2020年04月01日 | 日記
昨日、大阪北のターミナルの外れにある喫煙所に行った。何人かがタバコを吸っていた。本当にタバコの税金を払っているのにこんなにすみに追いやられて煙のもうもうとするところでタバコを吸わされて、なんだか囚人にでもなったような気分になってくる。

おまえら喫煙という悪いことをやっとるんやからこのすみの方でタバコすうもんだけで煙にまみれて吸っとけと社会から言われれいるような僻み根性が湧いてきてしまう。タバコを吸う人のガンの罹患率かなんかが吸わない人の1.3倍みたいなことが新聞にいつか書いてあった。

その時の新聞の見出しは「喫煙の健康への悪影響確実」というような見出しだった。記事の内容を要約すると確か、吸うグループと吸わないグループでガンになる統計的確率をとると吸うグループが1.3倍罹患率が高いとは記事の本文に書いてあったけれど健康への害が確実とは本文にはかいてなかった。

それでもなぜか見出しは健康への害が確実というような書き方がしてあった。
そういう統計をとったらたとえばお酒を飲む人、飲まない人という2つのグループでやってみても似たような結果になるのかもしれないと思う。まあエビデンスがないし個人ではそんなエビデンスとりようもないのだけれど。

八王源先生は晩年に「たばこは別にあかんことないの、フエルタがあかんの」といって自分は両切りの「しんせい」を吸っておられた。
※八王源先生はタバコのフィルターのことをフエルタと言っておられた。

その当時、僕はその八王源先生の言葉を謎の口癖と思っていた。しかしこれだけタバコがある意味不自然なほどに排除されるようになるときっとフィルターの清掃が大変でみんながポイすてしたら排水管やらいろんなものがつまってしまったりそういう意味での環境への悪影響が甚大だから、健康に悪いという統計をとってみんなを啓蒙している可能性はかなりあるような気がする。

今日は雨が降って雨も必要だとわかっていてもやはりうっとおしいなと思ってしまう。春の気分もコロナの影響でそがれてしまうし。

そういえば書店にカミュのペストという小説が平積みになっていておひとりさま一冊限りと書いてあった。僕もコロナが流行り始めたときあの小説の不気味さをちょっと思い出したけれど、やはり本もこういう機会に売れるんだなと思う。