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合格祈願!通関士・貿易・英検のサプリメント

通関士、貿易実務、英検などの受験者に、
ノウハウや試験情報などを提供しています。

貿易実務検定講座:「DAT(インコタームズ2010)」

2018-02-08 00:44:04 | 貿易実務検定
貿易実務検定講座:
「DAT(インコタームズ2010)」


7年前に、(無料)メールマガジン
「合格祈願!通関士受験のサプリメント」

 掲載したものですが、

 今でも読みごたえがあるようなので
 載せてみます。

 公式ブログに載せようか
 公式ホームページに載せようか
 迷ったのですが、

 貿易実務検定試験の受験生を
 応援するなら、このブログかな
 と考えて投稿します。

 テーマは、
 DAT(インコタームズ2010)です。


学生と先生の会話をお楽しみ下さい。

テーマは、「DAT」です。


学生;インコタームズ2010で新たに登場した
   DATなどの用語の過去問が少なくて・・・

先生:そりゃ、できたばかりですから、
   しようがないですね。

   じゃ、DATに絞って、
   問題、出しましょうか?
    
学生:DAT?
   ターミナル持込渡ですね。
   お願いします。

先生:正誤問題にしましょうか?
   誤った記述は、誤っている部分を指摘して
   訂正してくださいね。

   DATは、

   指定仕向港または仕向地における
   指定ターミナルで、物品が、
   到着した運送手段から荷おろしされずに、

   買主の処分に委ねらた時、
   売主が引渡しの義務を果たすことを意味する。

   さあ、○か×か?

   細かい内容なので、テキスト見ても良いですよ。
   ノーヒントです。自分で見つけて!
    
学生:あった。
   間違っています。
   一旦、荷おろしされることになっています。

先生:そうですね。

一旦到着した輸送手段から
   荷おろしされてから
   once unloaded from
   the arriving means of transport

   という規定になっています。

   それでは、この問題はどうですか?

   DATの「ターミナル」には、屋根があるものをいう。

学生:教科書には載っていませんよ。
   直感で、×。
   屋根はなくてもOK

先生:直感も実力のうちですよ。

   難しい試験というのは、
   教科書に載ってないから難しいのです。

   そんな場合、頼りにるのは直感のみ!

   「ターミナル」には、屋根があるか否かを問わず
   "Terminal" includes any place,
    whether covered or not

   という規定になっています。

学生:答えは、根拠があるんですね。
   次をお願いします。

先生:そうですよ。

   出題者は規定を見ながら作問できますので
   直感で出すことはないでしょうね。

   次の問題です。

   DAT条件では、売主は、指定仕向港
   または仕向地におけるターミナルまで物品を運び、
   かつ、ターミナルで荷おろしすることに伴う
   一切の危険を負担する。

   ○か×か?

学生:これは正しいと思います。

先生:見えてきましたね。

   インコームズ2010の規定を引用すると

   The seller bears all risks involved in
   bringing the goods to and unloading them
   at the terminal at the named port
   or place of destination.

   訳せますか?
   bear risks 危険を負担する
   unload   荷おろしをする

学生:はい。
   この日本語訳は前回の宿題だったので、
   調べておきました。

   売主は、指定仕向港または仕向地における
   ターミナルまで物品を運び、かつ、
   ターミナルで荷卸しすることに伴う
   一切の危険を負担する。
    
先生:その通り。良くできました。
   宿題は出すべきですね。

   次、行きましょうか。

   当時者が、ターミナルから他の場所へ物品を
   輸送しかつ荷さばきすることに伴う危険と
   費用を売主が負担することを意図している場合には、

   DATではなく、DAPまたはDDP規則が
   使用されるべきである。

   ○か×か?

学生:これも教科書には載ってないのですが、

   ターミナルまでがDATなので、
   その先が絡んでくるならDAPかDDP
   というのは、

   正しいと思います。
    
先生:これは、直感ではなく、
   頭を使って推理しましたね。

   インコタームズ2010の規定を引用すると、

   if the parties intend the seller
   to bear the risks and costs involved
   in transporting and handling the goods
   from the terminal to another place,
   then the DAP or DDP rules should be used.

学生:これも宿題でした。

   貿易実務検定C級だけじゃなく
   B級、A級と上を狙うなら

   この程度の英語は、自力で読め!
   と言って渡されました。

   両当事者が、ターミナルから他の場所へ
   物品を輸送しかつ荷捌きをすることに伴う
   危険と費用を売主が負担することを
   意図している場合には、

   DAPまたはDDP規則を使用すべきである。
    
先生:そんなこと言いましたっけ。
   良くできていますね。
    
   これで、少しは自信がつきましたか?
   復習の意味を込めて、

   通関士・貿易のサプリ 6/27/2011   
   貿易実務検定:DAT
   を見ておいてください。
    
学生:了解です。

ご参考:
メールマガジン「合格祈願! 通関士受験の
サプリメント」(無料)の登録ページ


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