合格祈願!通関士・貿易・英検のサプリメント

通関士、貿易実務、英検などの受験者に、
ノウハウや試験情報などを提供しています。

通関士試験:平成22年度の総括?

2010-11-30 02:53:49 | 通関士
平成22年度 通関士試験の
合格発表がされて今日で4日目です。

 受験番号を忘れて、調べられない人、
 何も連絡ないけれど、とトボケテイル。

 合格通知か不合格通知が来ると思って
 待っているんだけれど、
 郵便が遅れているのかな・・・

 などと意外とのんきなことを
 言って軽口を叩いている。

 現実を受け入れたくないのかも。


そろそろ通関士試験の総括をして
平成23年度の準備をする予定ですが、

 発表後の、土・日・月と忙し過ぎて
 全く何も手をつけていない。

 ただ忙しいだけでなく、
 今年は、データーが偏っていて、
 まだ、情報収集中なのです。

 私の受講生については、
 試験直後から情報提供をしてもらって
 発表後も合格メール等をもらって 
 大体の状況は把握しているのですが、

 例年、ブログやメルマガの読者から
 頂く合格メールがほとんどないのです。

  あまり多くの情報を提供しなかったから?
  それとも、不合格だった?

  ということも分からない状況なのです。

 その意味で、私の情報は偏っているので、
 現在、通関業界や受験業界の知り合いに
 感想などを聞いているところです。


共通の認識は、

 通関士試験は、難しい試験である!

  合格率9.8%という数字は
  約10人に1人ですから
  常識的に考えても難しいですよね。
 
 3時間目の実務の基準が緩和されても
 その影響は少なく、

 地道な努力と今年も「運」が必要だった。

 これが結論ですね。


1年目は、甘い気持ちで取り組んだ人も
2年目は、頑張って合格圏に入ってきました。

 それでも、ふるい落とされてしまいました。

 1発合格は稀で、

 「運」が向くまで2年計画?
 いやいや3年計画になる人も続出か?

 という意味で、やはり難しい試験です。


3年以上続けるような試験なのか?
いい加減、諦めたらいいのに、
と思いながら、

 あと1点と思うと引くに引けない。
 あるのは、意地だけ。

 来年は必ずと思いながら
 5年目で合格は流石に感動!

 そんな人もいますね。

 「運」よく合格した人もいますが、
 紙一重といったところかな?


では、この難しい試験、

 何が難しいのか?
 どうすれば合格できるのか?

 人によって違っていて
 複雑なのでやっかいです。

 ですから、自分なりに、
 答えを出して実行することになりますね。

  特に、私の場合は、
  この総括をしっかりして
  スクールという場で
  そのノウハウを提供しないといけないので
 
  色んな事例を想定して複数の答えを出します。
  それでも漏れが多いですが・・・


例えば、早々と再受験を決めた人は、
冷静になって後で解いたら簡単に解けた。

 自分には実力がある。
 焦って「運」を逃しただけ。
 本試験で落ちつけば絶対受かれる。

 今の実力を維持して
 落ちついて=試験慣れして臨めば大丈夫。

 維持するためには、競争相手が必要。
 毎週、小テストで競争させてくれる
 先生の講座を再受講したい。

 これも一つの答えですね。

 だとするならば、
 そのような場を提供することが
 私の答えにもなる。


例えば、1,2時間目の法律科目は自信がある。

 3時間目が総合的に苦しい。
 ここだけ徹底的に強化したい。
 ここを自信を持って臨めば
 「運」を手繰り寄せられる。
 という受験生の答えに対しては、

 実務に特化したプログラム
 を受講してもらえるようにすれば良い。


例えば、逆に、科目免除なので
 
 法律科目だけだが、実務と法律は違うので
 今一得点が伸びないのが敗因。
 科目免除の場合は合格率が高いので
 法律科目をしっかりマスターすれば
 必ず「運」を掴むことができる。

 という答えであれば、

 法律科目だけ受講できるプログラムを
 提供することが私の答えにもなる。

もっとも、
上記のようなことは既に対応済だけれど、
さらに日々努力しています。

再受験をされる方は、
自分なりに分析して

 自分なりの答えを出して
 難しい通関士試験を乗り越えてください。
 
 
合格された方、本当におめでとうございます。
今後のご活躍をお祈り申し上げます。
 


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通関士試験、合格発表まで数時間?

2010-11-26 02:40:09 | 通関士
今日は、待ちに待った
平成22年度通関士試験の合格発表!

 合格基準と正解がわからないので、
 この日を待つしかなかったので

 受験者は当然、結果を楽しみにしている。
 というか気になってしようがない。

 あと、7,8時間もすれば分かることなのだが
 何か情報を得ようとして

 通関士試験関連のサイト・サーフィンを
 この時間になってもされている人のお陰で

 このブログやスクールのブログ
 異常な勢いで訪問者が増えている。

  何を焦っているのか
  講座の説明会の問い合わせをして下さる。

  合格してれば貿易実務検定C級  
  だめだったら通関士講座
  の説明会に参加したいとか。

  結果が出てから、どちらかに
  お申込みくださいとしか
  お返事のしようがない。

  一応関係者の端くれの私も気持ちは同じで、
  仕事が手につかずブログを書き始めている次第です。
 
私の周りの受験生は、就職・転職を
視野に入れている人が多く、

 通関士試験を唯一の自己アピールの
 材料に使用とする人もいるけれど

 品揃えの一つとして考えている人も多い。

 例年のことですが、
 通関士試験と貿易実務検定をセットで
 取り組む人もいて

 その人にとっては、
 今日の発表後、一週間後の日曜日は
 貿易実務検定の本試験。

 長い受験生活の疲れか
 結果が不安なのか

 気持ちを切り替えたつもりだが
 貿易に集中できない人が多い。

 お仕事をされている方なら
 尖閣列島事件の煽りを受けて
 毎日残業で受験勉強どころではない。

 通関士試験が終わってからで
 良かったというのが本音。

 とはいえ、今日の結果ですっきりして、
 残りの一週間で

 貿易実務検定にも合格して欲しい。


結果の如何にかかわらず、
実務経験を補うため資格に走ると
決めている人は

 就職情報を集めながら
 粛々と履歴書を飾りつけるため
 資格に挑戦されることでしょう。

 勉強したことは
 いづれ何かのためにはなるから
 今は価値を見い出せなくても
 
 計画(予定)通り進めて下さいね。

 通関士試験の結果があーだとかこーだとか
 合格して驕ることも
 不合格で凹むことも必要ない。

 後ろを振り向かず
 只管前を見て走り続ければ良いと思う。

 
好き嫌いは別として
中国との取引が大部分を占める

 という環境になってしまって
 あわてて中国語を勉強したり

 メーカーで何となく貿易担当だが
 乙仲さんとちゃんと話をしたいからと
 通関士の勉強をはじめ

 商談を上手に進めるには
 ある程度知識も必要だと
 貿易実務検定B級に挑戦し

 「いいの、この道であってる?」
 と不安ながら、でも、

 何もかも早すぎて変りすぎて

 振り返ることもしないまま
 随分遠くまで来たものだと

 何か歌の台詞のようだが
 気がついたら

 そこそこの年齢になっていた
 というのが人生かな
 
 だから、後ろを振り返るのは、
 私くらいの年齢になってからで
 良いのではないだろうか。

 次の目標に向かって、
 外国為替3級なんてのもあるよ。
 together 一緒に走ろうか?




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企業は肉食系がお好き?

2010-11-24 02:47:59 | 就職&仕事
前回、内定率のことを書いてから
様々な情報を頂いた。

 私は、頭が固く経済原論の世界から抜け切れず、
 雇用は需要と供給の関係で決まると思っていたから
 内定もそうだろうと思っていたので、

 無駄なバラマキはやめて
 景気を良くして労働需要を増やすべきだと
 思っていたが、

 
 内定率が低いのは、学生が選んでいるからで
 興味を抱く企業が少ないからですよ。

 という学生側の意見を聞いて目からうろこ。

 
 企業が企業の論理を基準に採用しようとすると
 この手の優秀な学生は漏れてしまう。

  学生は学生の論理の通用する企業を選ぶ。
  より自分の論理に近い企業に就職しようと
  いくつも内定をもらい、

  次々に袖にする。
  なぜか?
 
  コミュニケーションが面倒だ。
  競争はしたくない。

  そんな環境を求めているらしい。


 恋愛にガツガツしない男子を草食系男子というらしいが、
 就職にもガツガツしていない。

  心が優しく、
  傷ついたり傷つけたりすることが苦手で
  社外でも社内でも
  自己主張したり競争する気はさらさらない。

  日本文化の伝承者を責める気はない。
  それはそれで立派なことだ。

  親も就職戦線に参加し
  報道では過保護を批判しているようだが

  古い考えかも知れないけれど批判は当たらない。
  子供の就職は親にとっても一大事であり
  関与は当然で、

  企業も本来は、筋道を立てて
  親に挨拶をするのが本来の姿だ。

  そんなこともできずに
  ソーシャル・レスポンシビリティとほざいても
  誰も信じない。
  

そんな学生たちを諦め

 企業論理丸出しの意欲満々の学生を求めるとなると
 企業は、そんな学生は日本にはいないと気が付いて

 外国人の採用を増やしている。

 日本にはいない優秀で意欲的な肉食系の学生を
 採用しているという。

  自己主張が得意で
  競争の中で育った学生

  ましてやそのような文化を背景に背負った学生は
  近隣職国に沢山いる。

  最近は、留学生を採用し、
  さらに中国に行って採用試験をしている。

  ある小売店は留学生を50人採用したそうだ。
  海外展開するなら当然のことで、
  それはそれで結構なことだ。

  
以前、通関士講座貿易実務検定講座で教えているとき
複数の学生が学生が言っていました 

 自分はコミュニケーションが得意でないので
 職場で人と競争することに興味がなくて

 資格があれば、
 あまり競争しなくてもよい職場が選べるだろうと・・・

 やっぱり居るんですね。

  でも、昔もいましたよ。

  特に、私のように理科系を選んだ学生の中には

  口べたなので営業はムリ
  あまり話をしなくてよい研究職、技術職が良い。

  酒が飲めないので、営業は向いてないから
  技術分野に逃げ込もう。

  そんな人たちが日本の輝ける強みである
  オタク文化、技術を作ってきたんですよ。

  世界で日本が一流なのは、
  隠れた存在ですが、このような草食系によって
  支えられている部分もありますからね。

  
草食系学生の基準に適う
優秀で意欲的な企業に出てきて欲しいですね。

 マイナーな意見かもしれませんが、

 若者は、無理して就職本の通り
 行動する必要はないと思いますよ。

 今の自分が思っていること感じていることを大切に
 正直にぶつければよいのではないでしょうか?

 ムリして就職本やマニュアル通りの
 金太郎飴みたいな新人を求めるような企業が
 好きなら別ですが・・



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新卒採用:選考開始を8月以降に?

2010-11-18 02:08:55 | 就職&仕事
法人会員42社という商社の業界団体に
日本貿易会というのがあるをご存知ですか?

 この日本貿易会が17日、

 大卒新入社員の採用活動で

  選考開始時期を8月以降とするよう、
  産業界に見直しを求める提言をまとめた、

  と17日の日経夕刊に載っていた。

早速、日本貿易会のHPで確認しました:
新卒者の採用活動に関する基本的考え方
 現在は4月から始まっている選考を
  8月ごろから始めるということだそうだが、

    現在、4月からは始まっているという表現に
    何か不思議な違和感を感じました。

   私の知る範囲では、

    現在は4月に始まるのではなく

    4月に内々定が出て実質的には終わっている。
    10月の内定は形式的なものという学生の声を聞いた。

    ということは、
    4月内々定を8月内々定にし、10月内定ということ?

    何のためか良く分からないのだが、
 
 この提案の理由は、

  企業の採用活動の早期化が
  学生の学習環境を阻害していることから、

  優秀な人材を育てる上で
  採用活動の日程を遅らせることが必要と判断した。

  ということなのだが、

    内々定を4ヶ月遅らせると
    優秀な人材が育てられるという。

    本当?

    4ヶ月早いと優秀な人材が育たないってことは、
    優秀な人材は4ヶ月で育つ。

    ならば、大学は4年制を止めて4ヶ月制にすればよい?

  日本貿易会に所属しない商社や
  商社機能を持つメーカー、流通は
  従来とおりだろうから、

   2回チャンスがあって、
   今より長い就職活動ができて、
   ますます勉強する環境が短くなりそうですね。

   逆効果じゃないかな。

 
 私のところに通ってくれている学生さんの中には
  就職が決まって将来の方向性が見えてきて

  例えば、
  夏休みのうちに英語力をつけようと具体的な目標ができて
  TOEIC講座で2ヶ月で160点スコアーを上げました。

  将来のことが早く決まると、
  落ち着いて勉強ができるという例もあります。

  内定は早いほうが良いと思いますが、
  皆さんは、どのように思われますか?

 このブログの読者の中には、

  将来、商社で活躍したい人もいらっしゃるでしょう。

  採用の選考開始時期に拘らずに、
  将来に備えて準備してくださいね。




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大卒内定率、「就職氷河期」下回る?

2010-11-17 10:03:22 | 就職&仕事
今年就職活動中の大学生をあまり知らないので
良くないとは聞いていたのですが
他人事とは思えないですね。

 私も第二次オイルショックのあおりで
 卒業式の前日に採用通知を貰ったという
 ギリギリの人生をその時から歩んできたので、
 
 捨てる企業もあれば拾ってくれる会社もあるし、
 まあ、諦めずに就職活動をするしかないですね。

 タイミングがよければ、運がよければ
 としか言いようがないですが・・・

景気が悪くなって、
企業がリストラしてるときなら、
給料の安い新入社員で補充もあったでしょうが、

 今は、使い物にならない大卒より
 バイトや派遣で実績のある即戦力の
 内部登用に切り替えた会社もあり

 そのせいか、
 私の周りの10代後半から30代前半の人が
 次から次に転職や就職を決めています。

 共通に言えることは、
 厳しい採用状況に接し、将来が不安で
 何かしなければならない、

 そんな強い思いから、色々聞いて調べて
 これをしようと決めて努力をしていました。

 それが、通関士だったり、貿易実務検定だったり  
 英検・TOEICだったり、中国語だったりすると、

 不思議なご縁でお付き合いが始まるのです。 
 
就職セミナーに行ったり、エントリーシートを送ったり、
転職斡旋会社に登録するだけでなく

 その会社の具体的な仕事をイメージして
 仕事に役立つ準備をされています。

 その行動力は凄いものがあります。

 これからは、中国語だと聞いて中国に留学。
 帰国して就職活動をしてみると、
 中国語だけでは職を見つけることが困難で

  貿易の知識が必要と気が付いて
  貿易実務検定の勉強をは始め、

  更に就職活動をしていると、
  この種の仕事には英語が必要と気がついて
  英語の勉強を開始

  そこそこ使えるかなと思ったら
  就職決まりました!

  尖閣列島の問題もあり、
  通学する時間もないくらい活躍中です。


今も昔も大学は学問をする場という言い訳で
就職活動の支援は手ぬるいものがあります。

 例えば、今年だけで
 大学に出入りしているという業者さんから

 先生のHPを拝見したのですが
 SPI(非言語)の講師をお願いできませんか?

 という問い合わせを2件頂いた。

 実態はヒドイモノデスネ!
 学生さんが可愛そう。

  通関士講座の講師をしていたときも
  そのようなことを感じていたけれど
  この分野はモット低レベル


そんな環境にもめげず、転職者に負けないように
自分の将来の仕事をしている姿をイメージして

 必要なスキルや知識を抜きだして
 準備されれば良いのではないだろうか?

 貿易がしたかったら、
 貿易実務検定通関士英語中国語に  
 走るのも一つの方法だけけれど

 アプローチの方法はいくつもあると思う。
 取引したい国について調べたり住んでみたり、
 扱いたい商品の作り方を調べたり使ってみたり、
 希望の会社の弱点を研究したり

 そんなことから入っていっても構わない。
 人それぞれスタイルがあると思うので
 
 自分に合った方法で
 将来の準備をされたらどうだろうか?

 諦めるな。
 頑張れ!!!

朝刊を読んで、何となく書いてみました。
学生諸君のご参考になれば幸いです。

  


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