昨日(8月11日)の日経7面に
インド・ASEAN FTAで大筋合意
という記事があった。
12月調印を目標に作業を進めるそうだ。
輸入関税をそれぞれ5%に引下げ
貿易促進に繋ぎたい考えのようだ。
インドは、ついこの間の
WTOドーハ・ラウンドで
頑張って自己主張をして
注目を集め存在感を示しましたね。
そのせいもあって、
インドは今後の動向が気になる国なのだが、
したたかに個別の貿易協定で対応する戦略のようですね。
ASEAN(東南アジア諸国連合)も
中国、韓国、日本、そして今回のインドと
アジアで足元を丁寧に固めてきていますね。
今回のインド・ASEANのFTAで
インドに進出している日本企業(メーカー)にとっては、
ASEANからの製品・部品調達の面で
メリットがあるそうです。
(ASEANの方に先に進出したので、
インフラがしっかりしているからでしょうね。)
先週の木曜日(8月7日)の日経記事に
インドネシア人看護師ら入国
100病院・施設受入れ
という記事がありましたが、
「新聞で貿易」勉強会のメンバーは気がつきましたか?
これは、日本がEPAを活用して
外国人労働力を導入する初の事例として
注目していた事柄でしたね。
日本側が当初予定していたのは
500人だそうですが、実際は208人
日本語の資格試験が難しいだろうということと
滞在期間中(3年以内又は4年以内)に合格しないと
期間経過後、強制帰国になるそうだ。
次年度も応募がかなり下回る可能性ありとか。
賃金がインドネシアの10倍前後らしいのだが・・
もう直ぐ、介護をしてもらう立場としては、
折角、日本で介護してやろうという貴重な人材は
大切にして欲しいと思いますね。