
近所のほおずき畑からオレンジ色がすっかりなくなった。お盆前までがフル運転で暑さも大雨も関係なく収穫しなければならない。以前、炎天下で収穫を手伝ったときは危うく熱中症で倒れるところだった。
近隣では今年になって価格の低迷している茶栽培をやめてほおずき畑に転用し始めている農家が増えてきている。確かにほおずきの価格は時期限定で高いようだが、出荷までの細かい手間がかなり大変だ。したがって、高齢者が年々増えていくことを考えると、このほおずき栽培の将来も厳しくなっていくことが予想される。近所からほおずきをいただいてきて、さっそくその貴重なほおずきを飾らせてもらった。
網ほうずきなどの付加価値加工は市場価格に見合わないということでしたが・・・
昨年のブログも見て頂きありがとうございます。地域的には茶畑をほおずき畑に転用する動きがこの数年急ピッチでした。お茶より換金作物として需要があったようです。天候不順ではありましたがなんとか出荷に忙しそうでした。気になるのはけっこう農薬漬けであるのが残念です。もちろんほうずきを口にするのはXです。色も薬で処理するようなのですが、消費者はどうしても目立つものしか手にしません。ただし、きめ細かな作業で栽培しますし、網ほうずきまで余裕がありません。さらに炎天下での作業ですから危険でもあります。
本来の春野が持つ有機、無農薬のイメージからは程遠い過疎の村のようです。
ほおずきにも観賞用と食用の二種類があるようです。現行のほうずき畑の転用は不可能ですが春野のイメージの食材としても考えられるようにも思えます。
ほおずきに限らず、無農薬農地の確保と虫害対策のビニールハウスなど投資は必要でしょうが新規取り組みの農土農業がなければ限界集落が都市の水耕栽培に敗北していくを時間を待っているようにも思えます。
まずは武兵衛さんが取り組む空芯菜(クウシンサイ)金時草(キンジソウ)などの食材が春野に定着しますように。
実際に土にかかわりを持たぬ、むしろ庭の雑草に手を焼いている身としてはおこがましい話しをしてしまい申し訳ありません。
中日新聞に知り合いのほおずき農家の記事がちょっぴり出ていました。それによれば、長い梅雨の影響で生育は例年通りではなかったようですが、生花市場には2千本以上出荷できているようです。日本の勤勉さがよく出ている風景です。しかし、この過酷な労働は今後高齢化の進行とともにその将来は厳しいと思わずにはいられません。