山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

「キツネアザミ」に騙された

2012-05-24 21:21:13 | 植物
 ときはいま、野菜ばかりが旬ではない。
 近所の道路わきにしっかり自生するけなげな花たちも春を謳歌している。
 その一つである「キツネアザミ」にしっかり騙された。

 これはいっけんアザミのようだが、アザミではない。
 アザミにある刺が茎にも葉にもない。
 花を見たらどう考えてもアザミだ。
 かくのごとく騙されるので「キツネ」のネーミングがつく。

              

 春のアザミと言えば、この「ノアザミ」しかない。
 国道脇の群落から数本いただいて玄関脇の主役になってもらった。
 似ている名前の「ノハラアザミ」は秋咲きなのだ。

                      

 わが畑の隣では、タンポポみたいな「コウゾリナ」(キク科、顔剃菜)の群落があった。
 茎がザラザラしていて髭が剃れるほどだという意味らしい。

    

 草のようだが低木の「ニワフジ」(マメ科)が廃屋の玄関脇に咲いていた。
 この仲間には、コマツナギ・クサフジ・ナンテンハギなどの草本があり、紛らわしい。
 かれらに会うたびに脳髄が撹乱される。

 百姓仕事の春は超忙しい。
 しかし同時に、彼らの繚乱たるいのちの讃歌を聴く余裕が欲しいものだ。

   
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