山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

珍しい印相の千手観音

2009-11-10 21:14:35 | 石仏・石造物
 頓智が得意のような尊顔の千手観音の舟形光背型石仏。頭部に小さな「化仏」。
 両手の三本指を折った形の印相が珍しいです。どんな意味があるかがわからないので、わかる人教えてくださーい。
 上方の両手には仏法と民衆を守るという「輪宝」と不老長寿を現す「五色雲(ゴシキウン)」らしきものがかかげられています。
 正面のお腹では橋の欄干や五重塔でお馴染みの「宝珠」(仏舎利容器、願いがかなうを象徴)がしっかり持たれています。
 やわらかな秋の日ざしのなか、煩悩に揺れる人間、時代に翻弄される人間、そこで右往左往している私、を「千手」でさしのべその手にあるという「千眼」で暖かく見つめてくれているようです。(浜松市細江町) 
コメント (1)
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