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山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

外にキボシ、内にビロードちゃん

2024-10-02 23:21:41 | 生き物

 強剪定で伐採したクワノキの上に「キボシカミキリ」がいた。班紋の配置からゴマダラカミキリかと思ったら、黒字に黄色い星だった。頭に縦の黄色一本線をはじめ、翅に縦2列の黄色の大きい星が並び、その間に天の川のような小さな星が配置されている。しかも、長い触角が白と黒とで構成されるなど、なかなかおしゃなカマキリだ。

 

 キボシカミキリは、クワノキなどの食害昆虫として中国・台湾からやってきた害虫らしい。オスはクワノキでメスを待ち伏せするというから、きっとキボシちゃんはじっとその機会をうかがっていたのかもしれない。というのも、近づいてもすぐに逃げなかったからね。いや、待ちくたびれて元気がなかったのかもしれない。

 

 いっぽう、夜のわが家では2cmくらいの小さな「ビロウドカミキリ」がやってきた。こちらも触角が長い。体長の2倍近くもある。同じように模様のないようなセンノカミキリ・ヤハズカミキリなどのシャレっ気のないカミキリも常連だ。ビロウドちゃんは個体数はあまり多くないというから邪険にしない方がいいようだ。

  

 ビロードちゃんはクワノキ・イチジク・サクラなどの枯れ木・伐採木に集まる。体はビロード状の微毛があり角度により色が変わるというが、見た目には黒にしか見えない。胸部の横には三角状の尖ったもの・武器?がある。似た仲間に「ニセビロウドカミキリ」という輩もいるらしいが、違いはよく分からない。

 畑の横にある大きなクワノキもこうした昆虫の生きがいになっていたのに気づく。生態系の多面性・複雑さ・生かし合う「共生」という、人類が失っている寛容さを考えさせられた桑とカミキリムシでもあった。

 

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昆虫が少なくなった!?

2024-09-25 23:32:18 | 生き物

  やっと秋が来たが、灼熱の夏だったせいか昆虫が少なくなった気がする。群落となっているヒガンバナに以前は多くのアゲハをはじめとする蝶がやってきたが今年は閑散としていて種類も少ない。その様子を目立たないように見てると、お互いの縄張り争いが見られるのが愉快だ。ときに、カメラを近づけるとお前は邪魔だと蝶から邪険にされることがある。

 

 今回は、複数の蝶の姿はあまり見られず一頭のアゲハが独裁支配しているように見える。ときには、小さな蝶も来るはずだが確認できていない。これらは熱帯都市化した日本の状況から、昆虫の過疎化が始まったのかもしれない。毎日のように食われる蚊も少なくなった。

 とはいえ、カラスアゲハ♀が来てくれたのはうれしい。体の大きさや翅の白帯の広さから「ミヤマカラスアゲハ」ではないのが残念だ。

 

 いっぽう、灯火のわが家に侵入する昆虫が小型化してきている。シジミチョウくらいの大きさの「ホソスジトガリナミシャク」(シャクガ科)の模様がユニークだった。武田信玄の家紋らしきものが確認できる。ひょっとすると、武田家の由緒ある家来だったか、間者だったか、確かめようがないが。

  

 同じくらいの大きさで、家の中ではあまり見ない「スケバハゴロモ」(ハゴロモ科)が来ていた。模様がベッコウ色でスケスケだ。なかなか上品ないでたちである。顔や体形は蝉のようで、蛾のようにやってくるがカメムシの仲間だ。つまり、うわべは上品だが基本的には植物の葉や茎から汁を吸ってしまう害虫でもある。よく見られるのは、茎にびっしりついて吸汁している「アオバハゴロモ」が有名だ。

   

 そして時々やって来るのが、「コクワガタ」だ。クワガタの同定は素人には意外に難しい。昆虫少年ではないオラはいつも困る。とくにメスがわかりにくい。コクワガタ・ミヤマクワガタ・ヒラタクワガタの違いはいまだ区別がつかない。翅の光沢で判断するらしいが夜は明かりの関係で同定に自信がない。昆虫少年ならなんということもないのだろうが、ジイジになるともっとわからなくなる。要するに、ぴちぴちのアイドルを見ても、残念ながらみんな同じような顔としか見られないようなものだ。

 

 またまたミニな輩がやってきている。大きさが畳の目よりやや大きい「コケガ」の仲間「アカスジシロコケガ」だ。今までは、「スジベニコケガ」という「人面」のあるカラフルな蛾もやってきて、その優美な装いにいつも感激していたが、今回はシンプルな4本の筋のあるコケティッシュな蛾だった。コケガの仲間は飛び回らないでじっとしていることが多い。幼虫は地衣類を食べるというので「コケガ」の名前がある。足は白と茶色の交互の模様がある。

 成虫は花の蜜を吸い、害虫ではないし、エレガントに目を引くまさにアイドルだ。しかも、中央の模様の二つの黒丸があるのがメスだ。二つずつ黒丸があり計4個の黒丸があるのがオスだというが、今度はオスにも会いたいものだ。昆虫が少なくなってきたのを実感する日々だ。

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元祖イモムシ!!

2024-09-18 22:22:39 | 生き物

  いただいた「ヤツガシラ」を畑の際に植えてから元気な葉が出てきた。しかし最近は葉にみずみずしさがなくなった。オラの視力がずいぶん悪くなってきたので最初はゴミがついていると思っていたが、わずかに動くのでイモムシの幼虫がわんさと付いていたのがわかった。当然、葉も食べられていて、若いヤツガシラの葉は全部なくなっていた。

 

 あわてて隣のヤツガシラを観たら、でっかいイモムシが先端が白い「尾角」を持ち上げて食事中のようだった。からだは新幹線のようでカッコいい。敵を驚かす「眼状紋」が前方に4つある。黒くすべすべした段階からこげ茶色のざらざらした「終齢幼虫」へと成長した姿がそこにあった。当然、大きな葉はずいぶん食べられている。

 

 まもなく蛹になるころになっているようで、オイラのごつい指くらいの太さがある。長さは10cmくらいはある。それに、昆虫食として立派な栄養源でもある。最近は畜産動物の飼料としても注目され、飼育されているという。

 

 といっても、ヤツガシラはオラにも貴重な食料でもあるので、ピンセットで駆除させてもらう。赤ちゃんは別にして、小さな幼虫を含めると全部で20頭くらいにはなったかと思う。

 

 成虫の「セスジスズメ」もスタイルが良い。そのデルタ飛行機型といい、その幾何学的な模様といいいかにも最先端のにおいがする。「スズメ」という名前が冠されるのもその飛翔力がスズメのように力強いところからきているようだ。(成体の画像は、芋活.comから)

 貴重なサトイモやサツマイモを食害する害虫ではあるが、子どもには身近な友人でもある。そこから「イモムシ」という名前が付けられたようだ。たしかに、イモムシは毛虫より安全で手に取れるのでかわいいし、デザインがモダンだ。

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新種発見か !?

2024-09-11 21:13:51 | 生き物

 このところの驟雨は、お天気雨だったり、突然の強い夕立ちだったり、天気予報が追い付いていけない日々が続く。灼熱の熱さが一時凌げるのはもちろん、水撒きの手間が省けるのも大いに助かるが、そのぶん、雑草の元気すぎる成長率は高齢者には身に余る災害ともいえる。

 そんなとき、柿の葉を食べていた珍しい模様のイモムシを発見した。模様がいかにもモダンなので感心することしきりだったが名前がわからない。

 

 さっそく、愛用している小学館の「イモムシとケムシの幼虫図鑑」で調べてみた。しかしこの芋虫にピッタリのものは確認できなかった。ヨトウガとかシャチホコガとかヤママユガとかの仲間に似ている。

 

  上の画像は「オオシマカラスヨトウ」(芋活comから)だが、毛がないイモムシであり、気門である眼目もあるのは似ているが、模様は一致しないし、お尻の翼のような突起はない。

 

 さらに調べてみると、「アオバハガタヨトウ」(センスオブワンだふるweb)も似ているのがわかった。しかし、当該のイモムシの模様とは一致しない。ネット上では「日本産蛾類図鑑」の優れた労作があるが、そこでも発見できなかった。あれだけカラフルな模様なのにまた片っ端から図鑑を見ても見つからないとは、これは新種発見だと小さな胸を張ってみるが…。

 

 カメラも頭だと思ってついお尻を撮ってしまったようだ。両方を撮っておかないと相手を正確に取れえられないということを痛感する。柿の木と言えば、そこに群がる幼虫はふつう「イラガ」が多い。姿はじつに宝石のように美しいが、刺されると痛いのでかねがね注意を払う。今回はイラガとはずいぶん形が違う。

 なお、当該のイモムシの名前がわかっている方がいらっしゃればコメントいただければ幸いです。

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久しぶりのキマダラセセリ

2024-08-26 23:18:04 | 生き物

 キュウリやブルーベリーなどの収穫が終わり、わが畑はこぼれ種から野生化した野菜が主流になってきた。その代表格の「冬瓜」の花にセセリチョウが蜜を吸っていた。食事時は人間も昆虫も夢中になるものだ。カメラを向けてもあまり気にしない。セセリチョウと言えば、チャバネセセリとかイチモンジセセリを圧倒的に見かける。

 

 ファインダー越しでその翅の斑紋を見ると明らかに違う。これはしばらく見ていなかった「マダラセセリ」に違いないと見当をつける。図鑑で確認したらやはりそうだった。セセリチョウの多くは白い斑点模様が特徴的だからだ。来月には、やはり野生化したニラの花にセセリチョウ群団がやって来るが、そのほとんどが白点模様で占められる。ダイミョウセセリや大きなアゲハも来るが群団に追い払われる。気性が激しいのがわかる。

 

 マダラと言えば、6月中旬、その近くに5mmくらいの「マダラホソアシナガバエ」(アシナガバエ科)がいたことがあった。体は小さいけど翅にまだら模様があり、体が金緑色の宝石のような美しいハエだった。ハエとはいえ、アブのなかまだ。だから、小さい虫の体液を吸汁するらしい。種類も多いようで素人にはその同定は至難の業、オラはこの宝石のような小さな昆虫に出会っただけでもラッキーという世界だ。

 雷雨が迫ってきた。台風が近づいている。被災だらけの過疎の道路事情でいつも工事中。寸断されて陸の孤島にならないよう願うのみだ。 

 

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カエルも飛翔体も訪問者

2024-08-12 22:58:44 | 生き物

 うだる暑さのさなかというのに、わが家にひょっこりやって来る夜の訪問者がいる。毎年のようにやって来るアオガエルだ。養命酒を飲みたいようだったが、カエルの酔っぱらいは見たことはない。目の前後を見ると黒い横線があるので「ニホンアマガエル」のようだ。

 

 その五日前にも「アマガエル」が来ていたが、似てはいるものの同じものかどうかはわからない。わが家にやってくる昆虫を食べに来るのだろうか。わが家には蜘蛛も少なくないので餌を確保するのはむずかしいはずだよ。

 

 そのうちに、「シュレーゲルアオガエル」がやってきた。以前には、「モリアオガエル」もやってきたが最近は確認できていない。なにしろ、見た目が似ているのでいつも苦労する。長く逗留していると死んでしまうので不法侵入者として逮捕して戸外に追い出していく。移民ではないけど。

 

 カエルの同定は、目の虹彩の色とか水かきのようすとか皮膚や大きさとかで判断するが、個体によって様子が違うのでいつも苦労する。

 

 シュレーゲルアオガエルは外来種ではなく、日本固有種である。名前はオランダのライデン王立自然史博物館館長だったヘルマン・シュレーゲルに由来している。彼はシーボルトの親友でもあり、日本の生き物を同定していた。

 

 ときどき音を立てて飛来してくるのが「ノコギリカミキリ」だ。ノコギリのような触角にびびってしまうが、大きく黒一色のシンプルな体からカブトムシが来たのかと思うほどの頑丈な肉体派だ。

 茶の新芽を食べてしまうといって茶農家から警戒されている「チャノウンモンエダシャク」がやってきた。とくにその幼虫が新茶を食害するというが見たことはないが、チャノキはわが家の周りに多いのは確かだ。触角が櫛歯状なのがオスで、糸状なのがメスというから、やってきた画像の蛾はオスということになる。シャクトリムシの可愛さに心を動かされることもあるが、本種はときどき、大発生するというから油断はできない。夜の訪問者はますます多様になってきたが、今のところテロリストはいない。

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地味過ぎる蛾にスポットを

2024-07-31 23:55:15 | 生き物

 酷暑の夜にわが部屋の貧しい灯火にやってくる蛾が元気がいい。比較的大き目の「ウスバミスジエダシャク」が灯火を賛美する踊りを繰り広げる。夕飯時にゴミを散らすこともあるのでははなはだ迷惑になる。それで捕縛の対象ともなる。似た仲間に、「オオバナミガタエダシャク」というものもあり、同定が難しい。個体差も多いようでここではまずは総合的に「ウスバミスジエダシャク」ということにしてもらう。

 

 こちらも、模様がわかりにくい。とりあえず、「ミスジツマキリエダシャク」だろうとしておく。厳密にこだわる人にはとんでもないだろうが、オラは専門家ではないのでこんな蛾が迷いこんできたぞなーということで勘弁してもらいたい。短時間にもかかわらず、シャクガ科以外の蛾もわが灯火に来ていたが、体操やバスケットなどのパリオリンピック関係で時間がとれず、いずれデビューしてもらうつもりだ。

 

 エダシャクの仲間が多く飛来してくる。こちらの「マダラシロエダシャク」の模様ははっきりしているので同定はやりやすい。ただし、仲間にはこれに黄色が混じっていたりして多彩なのだ。それにしても、シャクトリムシにもお洒落な美系ファッションの仲間もいるが、じつに多様であるのがわかった。

 先日、近くのハンターの話によれば、最近は蛾が少なくなってきたという。昆虫の中で多数派の蛾は絶好の餌ともなっているので、その現象は自然のサイクルに開発の瑕疵ができてきたとも言える。その意味でも、地味で目立たない蛾であっても存在の意味があるというものだ。

 なお、上記の蛾の同定に不正確さや間違いがあると思えますので、素人向けにゆるりとコメントしていただければ幸いです。

  

 

 

 

 

 

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飛んで火にいる夏の虫

2024-07-17 22:02:36 | 生き物

 わが家の乏しい灯火に夏の虫が集まる。ガサガサ壁や障子にぶつかりながら音を出してやって来るのは、カブトムシ・カナブン・カミキリムシ・大き目の蛾というのが定番。今回も常連かなと思ったら、「ニイニイゼミ」だった。セミの中では小さく目立たない。蛍光灯の傘に化石のように止まっていた。

 

 ニイニイゼミはふつう 、木の肌と同じような灰色の樹幹に止まっているので見つけにくい。だもんで、畑の脇のサクラに止まっていることが多いようだが、そのそばで泥付きのセミを見た時が何回かある。ニイニイゼミの幼虫は湿気を多く含んだ土壌にいて、 幼虫の体の表面には小さな毛がたくさん生えていて土が付きやすくなっているからだという。

 今現在、「ジーッ」と単調に鳴き続けている虫の声がうるさいくらいだが、バッタだとは思うがニイニイゼミかもしれない。なお、セミが鳴くのはオスがメスに対して求愛するためだけなので鳴くのはオス。「蝉時雨」という言葉があるくらい、うるさいわけだ。

 

 珍しく、シャクトリムシの仲間のエダシャクがやってきた。エダシャクは、同じような模様が多いので同定にいつも困惑するが、「クロフオオシロエダシャク」のようだ。

 「飛んで火に入る夏の虫」という言葉があるが、語源は中国の史書にあり、それが日本の浄瑠璃で使われて以来、この表現が親しまれていく。その「虫」は「ヒトリガ」だといわれているが、焚き火をやっているとき火の中に突入する蛾がいたのは確かに目撃した。なおその言葉の意味は、危険が待ち構えているにもかかわらず飛び込む者を軽蔑する意味合いで使われることが多い。

  

 和宮様が道端で弱っていた大きなアブを発見して容れ物に捕獲された。緑の目をした3cmくらいの大きなものでどうやら、「ウシアブ」のようだ。メスがウシやウマの血を吸うが、人の血を吸うこともある。毒はないらしいが血を吸われるととてもかゆいという。

 

 ついでに、10日に1回くらい室内に出没するデカい「ムカデ」はやはり気になる。画像は熱湯で処刑したものだが大きさはこれでも縮まっているから、12cmくらいはあったようだ。今年はやけに太くてデカいムカデが多いが理由は分からない。隙間だらけの古民家なので、急いで室内に網のテントを張る。要するに蚊帳(カヤ)を張ったようなものだ。以前、いただいた蚊帳を使ったが重くてセットも大変だったので、簡易テントとなった。おかげで安心して睡眠ができるようになった。

 温暖化や領土をめぐる戦争などの拡大で、「飛んで火に入る夏の虫」は、今のわれわれ人類が置かれている状態を表現していることにほかならない、と思う。梅雨明け間近の今、灼熱地獄の世界で生き残れる虫になれるかなー。

 

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ねぐらは安全・安息でなければならない

2024-07-10 22:56:03 | 生き物

 熱波が連日ミサイルのように襲う。だもんで、日中は昼寝、夕方から動き出すのがパターンとなった。居間は寝床となってしまった。そんなある日の夕方、ススキを畝のまわりに敷くため運搬していたら、野鳥の巣らしきものが転がり出た。ときどき、見かけるのはヒメネズミの小さな巣が多い。今回はそれより大きめだった。

 

 横から見ると、つぼ型に見える。最初は気が付かなくてぞんざいに扱っていたから形は違っていたかもしれない。材料は間違いなくススキの葉を使っている。とすると、ススキ群落でけたたましく泣き叫ぶ「ヨシキリ」の巣かもしれない。ただし、姿はほとんど見かけない。むしろ、ホオジロとかウグイスとかの方が身近かなので、その可能性も否定できない。

 

 中側をのぞいてみると、きわめて緻密に織り込んでいるのがわかる。なにしろ、ここで産卵も子育てもするわけだから親の努力と苦労がしのばれる。巣の形には、①おわん型 ②お皿型 ③球形型 ④トンネル型 ⑤樹洞形型 ⑥つぼ型 ⑦くぼみ型など、自然を利用した巣が多彩にある。今回発見したのはいちばんポピュラーなおわん型だ。残念ながら、卵は見られなかった。しかし、近くに野鳥の巣があることだけは確かなことだ。過疎地はまさに、安全・安心な場所だということだ。

   

 同じころ、梅雨の時期を狙って、庭で野生化している「シュウカイドウ」をバタフライガーデンの外縁に植え付けることにした。というのも、シュウカイドウは、日陰が好きなようで生命力も抜群だ。それにあった所の外縁に植えるために、チャノキの一部を少しづつ伐っていたところ、突然、広い空間が出てきた。

   

最近、出没しなくなったとみられた「イノシシ」のねぐらだった。そこだけぽっかり空間があり、姿を隠しやすいように穴も掘られていた。近づいたオラでも全くわからないくらいのサティアンだった。外側のいくつかのチャノキを伐採して初めて発見したのだった。

 

 しかも、その先数メートルにも同じねぐらが隠されていた。ひょっとすると、つがいなのだろうか。ちょうど、イノシシの大きさがすっぽりはまるくらいのねぐらだ。最近は、イノシシ被害はほとんど減速していたので安心していたところだった。シカと比べてイノシシは、被害の規模がチンピラとヤクザとの違いくらいの狼藉を働く。

  

 このねぐらから上の山側に向かって獣道があるようだ。沈着なイノシシはこの拠点から人間の動静を観察していたに違いない。画像左側の下は2~3mの石垣があり、地元が良く使う小さな道路となっている。右側はチャノキを挟んでバタフライガーデンでオラがときどき作業しているところだ。

  

 そんな発見にどきまぎしながらシュウカイドウの植え付けを完了する。ここは裏山の外縁なので1mくらいしか幅がない。慎重に作業していないとすぐ下の道路に落下してしまう。イノシシの寝床のとなりに植えたシュウカイドウはこれから先無事だろうか。安全・安心の寝床をつぶしたのはオラだったが、イノシシが安心して還る場所を確保してあげなければならない。ひるがえって、ガザ地区・ウクライナの国民が安息できるねぐらを確保するのは、世界の・人類の課題でもある。

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マムシもヤマビルも参入かよー

2024-06-03 21:23:54 | 生き物

 梅雨直前の不安定な気候変動には様々な生き物がちらちらとやってくる。先日も、神社の狭い道を歩いていたらその中央にマムシが日向ぼっこをしていた。よそ見していたので危うく踏みそうになった。何とか飛び越えて恐る恐るカメラに収める。今年初めて遭遇する危険生物だった。

 

 また、その近くの田んぼのヘリにはシジミチョウも陽ざしを満喫していた。シジミチョウも種類が多くていつも困惑の課題をもたらしてくれる。裏の翅に橙色の紋を見た気がするので、きっと「ツバメシジミ」だろうと推測する。ルリシジミやヤマトシジミも表の翅がそっくりだけど、橙色の紋がない。

  

 夜間になると、わが家のわびしい灯火を求めて小さな昆虫がやってきていた。「キベリネズミホソバ」(ヤガ科)らしき2㎝くらいの蛾がカーテンに止まっていた。頭が黄色いのが特徴らしいが、体の翅の色は鼠色には見えないので違う仲間かもしれない。漢字だと「黄縁鼠細翅」と表記する。蛾を改めて見直すといろいろな種類があることを発見する。そこが愉快というかめんどくさいところでもある。

 

 さらには、鮮やかなピンク色の蛾も発見。大きさが1cmくらいだが、やはり目立つ。「マエベニノメイガ」(ツトガ科)のようだが、最近、「アメリカピンクノメイガ」という外来種がいるらしい。翅の付け根までピンクなのが特徴らしいが、それが本種かどうかはわからない。「野螟蛾」とは。幼虫が植物のズイに食い入り大きな害を与えるという害虫なのだ。

 

 そして、次の日から毎日のように「ヤマビル」攻勢に翻弄される。梅雨時期の雨模様だから仕方がないとはいえ、やはり、シカ進出のあおりがこういうところにも現れる。今のところ、肌をなるべく出さない対策をとっていたのが良かったのか、ちょいと腕を嚙まれたくらいですんだ。外作業が終わって家で服を脱いだ時噛まれそうになったケースが多い。つまり、服・帽子・靴下・タオルのどこかに付いているということだ。それにしても、気持ちが悪いことは言うまでもない。夏に向かって、ヤマビル・マムシの洗礼は御免こうむります、だ。

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