高屋敷の十字路
十字路で立ち話し(あるいはワッツニュー)
から
庭の金木犀が匂わず
出かければどこから
ともなく追いかけて
田舎暮らしを間引き
引越し家族に付添い
軒端に立ち尽くせば
その後の一家の姿を
家の屋根や壁越しに
繰り広げられるまま
虫喰いだらけの葉に
似せたようにどこか
粗雑な蜘蛛の巣が的
射抜こうとして絡む
無関心の原っぱから
世間との焦点がボケ
春の庭を飾るように
鳥を呼び寄せていた
木瓜の花が狂い咲き
十字路で立ち話し(あるいはワッツニュー)
から
庭の金木犀が匂わず
出かければどこから
ともなく追いかけて
田舎暮らしを間引き
引越し家族に付添い
軒端に立ち尽くせば
その後の一家の姿を
家の屋根や壁越しに
繰り広げられるまま
虫喰いだらけの葉に
似せたようにどこか
粗雑な蜘蛛の巣が的
射抜こうとして絡む
無関心の原っぱから
世間との焦点がボケ
春の庭を飾るように
鳥を呼び寄せていた
木瓜の花が狂い咲き