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あみものOTOKO

人と人とのつながりを 大切にしたいです。

風見鶏

2009-10-06 19:55:53 | 日記
「 強い逆風に立ち向かい 挑みかかる若者 」 の姿を、風見鶏に表現してみました。



生きてる事すら大変な時代、近頃の若者は、芯の強い心を持って、生きている。

表面的には、おっとりとしていても、心の中は、ひょっとしたら、大人よりしっかりしているのかもしれません。

強風を避けて、避難する事よりも、あえて、強風に立ち向かい、一歩、一歩、しっかりと脚を踏みしめ、前に進んでいく。

歩みは遅くても、必ず、一歩 前に進む。 その心が大切ではないでしょうか。

待っていても、風は吹きやまず、立ち止まる選択も時には必要だけど、時間と言う一生に一度しかない、今、この時、何をすべきか。

たとえ一歩でもいい、 半歩でもいい、 逆風に向かって、髪が乱れようと、羽が引きちぎれようと、前に進む事で、何かを掴む事が出来る。

風を受けて、向きを変える 「 風見鶏 」 ではなく、風に向かって挑みかかる 「 風見鶏 」 でありたい。  生きているのだから。



人生を語るには、生意気ですが、編み物 ( タテイング作品 ) は 「 心を編む 」 だけではなく、 「 心に訴えかける 」 そんな力もあるのではないでしょうか。

美しさに感動する事もあるでしょう。  繊細な細かな細工に、驚く事もあるでしょう。  作品の持っている心を感じて頂けると、嬉しいです。


この作品、簡単そうに見えますけど、信じられないくらい、大変・・・ 何が大変かと言うと、今、作っている部分がどこなのか、気を抜くと判らなくなってしまい、気がつくと、反対方向に作ってしまったりして、間違えた部分まで、一目ずつ針を刺して解いていたので、作って居る時間よりも、結び目をほどいている時間の方が、掛かるんです。 

間違えた部分から糸を切ってしまえばいいのですが、複雑に絡み合っているので、簡単にハサミを入れてしまうと、他の部分まで影響が出てしまい、元に戻せんない感じで、モチーフを作ってる時のように、簡単に糸を切る訳にはいかないんですよね・・・ 執念の作品・・・ですかね・・・大げさですけど・・・