昨日は、三島教室でしたので、終わった後に、佐野美術館で 開催中の 「 鏨 の 華 ー 光村コレクション 」 を観に行って来ました・・・刀剣の装備されている いわゆる飾りのコレクションですけど・・数センチの 部分に 信じられないほどの細かい細工がされていて、本当に、日本人の手仕事の素晴らしさ、技には 驚かされます。 鎌倉時代の物が、こうして現代でも、観ることが出来るなんて言うのは、感動します・・・金属美の世界ではありますが、私にとっては、とても参考になります・・ 鎌倉時代に、なぜ、この文様が、刀剣に施されていたのか・・つまりは、例えば、一つの刀を飾っている、細かい部分の装飾に、この花の組み合わせは、何故?・・・もちろん、それには、その組み合わせである事の、意味があるわけで、何でもいいというわけではないんですよね・・・ 鎌倉時代ですから、中国の影響も受けてはいますけど、英国や、ヨーロッパでは 昔から、〇〇〇 の 題材が良く用いられているのに、日本では、全く違う考え方から、違う題材が用いられている・・・国や宗教。歴史の違いがあるから、当然ですけど・・日本人の心には、こうした題材に意味がある事が、今、世界の方達が 日本の美 に注目している一端があるんですよね・・きっと・・・ 先日 海外の超有名ブランドが 日本の古典的文様を ベースに 新しいデザインを発表され、次々と素晴らしい作品を発表していますが、日本にいる私達日本人には、身の回りにありすぎて、特別な物ではない、デザインが、本当に素晴らしいものである事に 気が付かないというのは、なんと寂しい事でしょうか・・・金属と 糸とでは、全く異質の物ですけど、糸を扱う私にとっては、こうした 素晴らしい日本の美が 少しでも 作品に表現できればいいなと・・そんな風に 刀剣を観てるのは・・やっぱり、イケメンだからでしょうか・・ ん?・・・