慶喜

心意気
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『体外離脱体験』『臨死』『解離』『シュルレアリスム運動』『無の境地』

2024年08月02日 | 医療
🌸まえがき

 ☆物質としての脳の中で、心はどこに宿るのか?
 ☆アイデンティティ、 一貫した自己意識とは何か?
 ☆死後にも続く不減の魂はあるのか?

⛳自分が自分でなくなる時
 ☆魂はあるのか。死後に自己意識は保たれるのか。
 *医学は生を扱う学問であり、死に際までがその対象分野だ
 *その先に関することは知りえないとされる
 ☆今世紀の知見「体外離脱体験」生の最終局面である「臨死」
 *私たちは通常、脳フィルターで選別される「意識の檻」から出られない
 *脳が再構成した世界が知覚のすべてなのだ
 *脳は、生き延びるために有利になるよう仕組まれたシステムで
 *そこで産み出された自己意識は通常、この身体に留まる

 ☆自己意識は至極単純に、この身体を抜け出すことができる
 *それが臨死体験では「体外離脱体験」と呼ばれ
 *ストレス下では「解離」と呼ばれる現象である
 *自己意識の離脱も危機的状況で「生きようとする力」に由来する

精神神経症候である「解離」
 ☆『解離』より自己意識、すなわち「魂」に関する考察する
 *自己同一性が失われる疾患「解離症/解離性障害」
 *自伝的記憶を失ってしまう「解離性健忘」
 *自己同一性が破綻すると感情や記憶、知覚や認知などが不連続になる
 *侵入的思考や憑依体験が起こることもある
 *「自己の中に他者の意識が侵入している」と自己申告されることもある
 ☆本来とは別の記憶を元に、別人として生活していることもあれば
 *数分単位で別人格がめまぐるしく入れ替わって
 *本人も周囲も混乱することなどがある
 ☆解離は精神疾患としてではなく
 *伝統文化習慣の中で、宗教行為の一環として
 *日本では、琉球・奄美の「ユタ」や恐山の「イタコ」などだ

「ヒステリーは最上の表現手段である」
 ☆芸術の源にも解離が関わっている
 ☆ブルトンが、芸術活動を支配した「シュルレアリスム運動」
 ☆シュルレアリスムは詩や文学だけではなく
 *ダリの絵画などあらゆる20世紀の表現活動に影響を与え
 *21世紀の現在でもその影響は続いている
 ☆ブルトンは、シュルレアリスムの手法
 *解離症(ヒステリー)の患者さんから着想した
 *ヒステリーは病的現象ではなく
 *最上の表現手段とみなすべきであると宣言していた
 ☆シュルレアリスムの作法
 *書き始めに全体を構想することなく
 *自分の外側から着想が降りてくるのを書き留める
 *自分が何者かを忘れ、神託のように降りてくる発想に没頭し
 *書いている間の記憶は失くしてしまう
 ☆シュルレアリスムは解離を利用した芸術表現で
 *現代詩として今ではこれはごく普通の方法である
 *周りの詩人を見渡すと、抒情詩・叙事詩を書いていようが
 *皆、巫女さんや巫覡神、あるいはイタコのように見える時がある

⛳俳優たちは「解離」する
 ☆俳優の菅田将暉氏の演技
 *何者かが憑依しているかのように見えることがあるし
 *俳優の平手友梨奈氏のパフォーマンスは、神楽と呼んだほうがいい
 ☆俳優自身も思いがけず、役柄が唐突に出てくることがある
 *演じている間の記憶はないとのこと
 *俳優の演技も解離を用いた高次脳機能なのだ
 ☆俳優の熱演は脳のどういった機能で行なわれているのか
 *さまざまな高次脳機能を駆使していることが考えられるが
 *そうした高次脳機能の中で、さらに解離という
 *摩訶不思議な機能も用いているのではないか

⛳「無の境地」に達した時、外から「何か」がやってくる
 ☆能は田楽や神楽など神事に由来し
 *歴史上、神託と演劇とをつなぐ位置付けにある
 ☆能楽師は演じている間、何を考えているのだろうか
 *確認したら、考え込んだ後、「無」だという答えが返ってきた
 *覚えた所作を無から呼び出す作業をしている
 *所作の意味などは学者が考えることであって
 *能楽師は考えてはならない
 *無であることが大事だと教わる
 ☆能楽師武田氏に20年ぶりに同じ質問をしてみた
 *観客の方々の無意識の領域に働きかけ
 *想像力をかき立てられるように心がけている
 *自分自身の”演じたい″という意識が勝り過ぎないよう
 *演技者としての創意工夫は内に秘めている
 ☆能楽師がまず身につけるのは
 *自らを無にして、自分の外からやってくる表現を待つ
 *これが解離以外の何であろうか
 *加えて観客にも同じ解離、無意識の解放を促している
 *その効能を当然のように演技者が提案していることに驚いた
                        (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『死の医学』








『体外離脱体験』『臨死』『解離』『シュルレアリスム運動』『無の境地』
(『死の医学』記事他より記事画像引用)

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