慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

『大平記』13(世の中の仕組みを俯瞰する)

2020年12月02日 | 観劇他
🌸『大平記』(世の中の仕組みを俯瞰する)

 ☆南朝の正当性を記録した長編軍記物語
 ☆「史実」を伝えているわけではない
 ☆戦国の混沌を描き出す長編歴史絵巻
 ☆著者、複数

⛳『大平記』著者のプロフィール
 ☆太平記は現存する歴史文学において最長の作品
 ☆南朝の正当性を主張しながら
 *南北朝時代の50年間皇室と幕府の関係性を記録してる
 ☆複数の作者がそれなりの期間記述している
 ☆文章構成もバラバラで首尾一貫性に欠け、文学性もない
 ☆長年の読み聞かせ伝承により複数の解釈が混じっている
 ☆私見ばかり主張し、焦点がぼけてしまっている
 ☆後醍醐天皇の横暴さなどが際目立つ

⛳『大平記』江戸時代までの評価
 ☆『大平記』には、相当にアラが目立つ
 ☆鎌倉時代から室町時代の歴史が記載されている
 ☆『大平記』により
 *足利尊氏=ヒール、楠木正成=ヒーローの固定観念が根づいた
 ☆16世紀キリスト教宣教師
 *日本の中世の文化や思想を伝える書物として本国に持ち帰る
 *『平家物語』とともに欧州に広まった
 *歴史以外でも、日本語を伝える重要なテキストになった
 ☆戦国時代の武将には兵法書として扱われた

⛳『大平記』江戸時代の評価
 ☆江戸時代に入ると徳川光囲が『大日本史』を編纂
 ☆北朝が皇室家として正統と解釈される
 ☆史実を伝える歴史書としての価値が失われる
 ☆講談や浄瑠璃の演目などで歴史物語として扱われる
 *歌舞伎演目ではモチーフ的役割を担う
 ☆『太平記』は長編軍記小説としての地位を確立した
 ☆『大平記』は、歴史のターニングポイントを理解するに欠かせない
 *天皇を中心とした中央集権国家の成立
 *仏教伝来・武士の台頭と政治への介入

⛳『大平記』の面白い点
 ☆物語は人間臭さがないと面白くない
 ☆江戸時代、人物の面白さが誇張されるようになった
 *大衆娯楽である浄瑠璃、歌舞伎、講談などで
 ☆娯楽書物だからこそ描けるものがあることも事実
 ☆50年の天皇、武家の勢力争いを描く歴史絵巻の終盤
 *戦国の混沌とした世の中に突入するにあたり
 *なぜこのような乱世になったのかを問う場面がある
 *議論しているのは、公家と侍と僧侶で創作である
 ☆史実ではないが、それこそが日本の「歴史」なのである
                      (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、『世界の古典』






『大平記』13(世の中の仕組みを俯瞰する)
(ネットより画像引用)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ひざが痛い」を治す体操(... | トップ | 『摩訶不思議』を体験3(愛... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

観劇他」カテゴリの最新記事