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心意気
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『パプアニューギニア・死を受け入れやすい国民性』『先進国医療がもたらす不安』

2024年09月09日 | 医療
🌸海外の“死''見聞録4

 ☆文字ばかりで恐縮ですが
 *医師側から見た『看取り』の内容なので
 ☆何か『人間のライフクロック』を感じさせられます

パプアニューギニアの終末医療の環境
 ☆ウイーンとは比べものにならない生活環境
 *首都のポートモレスビーでさえ裸足で歩く人が多い
 *ギャングが横行していて、夜間外出禁止令が出ていたり
 *夜中に銃声が聞こえたりという物騒な状況でもありました
 ☆現地の医療事情を調査するため、保健省に問い合わせると
 *事務次官が直々に会ってくれることになった
 *筆者の肩書は一等書記官、先進国ではあり得ない厚遇です
 ☆事務次官に、がんの終末期医療について訊ねると
 *我が国では、がんで亡くなる患者はそれほど多くはない
 *死因の上位は肺炎とマラリアとの答え
 *当時、パプアニューギニアは平均寿命が五十歳代後半
 *日本の状況とはかなりちがっていた

⛳パプアニューギニア「死を受け入れやすい国民性」
 ☆筆者が、ガンの患者の治療を聞くと、次官は穏やかに答えた
 *がんと診断された患者は、入院せずに故郷の村に帰る
 *そこで人生の最後の時間を家族とともにすごす
 ☆先進国に行けば、進んだ治療が受けれること、みんな知っている
 *しかし、外国で治療を受けるというのは
 *経済的にも手続き的にも、自分たちの選択肢ではない点も理解している
 ☆再度次官に聞く
 *進んだ治療を受ければ、助かる見込みがあるじゃないですか
 *筆者は、治療を放棄するような判断が理解できませんでした
 ☆次官はこう言った
 *「我々は比較的、死を受け入れやすい国民性なのです」
 *その答えに私は衝撃を受け、ただ感心するばかりでした
 *どうやつたらそんなふうに達観できるのか
 *日本人はわずかでも助かる見込みがあれば
 *全力でその治療にすがるのではないか
 ☆次官は、パプアニューギニアの医療の遅れ知っている
 *彼の答えは、その問題を改善するより
 *現状を受け入れることに傾いている

⛳進んだ医療がもたらす不安
 ☆イエメン、パブアニューギニアでも感じた事
 *現地の人は日本人よりはるかに不安を感じずに生活している
 ☆現地の日本人は、衛生状態や医療状況が不安で
 *病気になったらどうしよう
 *マラリアなどの風土病に罹ったらどうなるのか
 *常に緊張した顔付きをしていた
 ☆外国人の医者にも不信感があり
 *日本人の医者(筆者)「いてくれるだけで安心」と話す
 *お守りのような存在でもあった
 ☆マラリアなどは、現地の医者のほうがよほど詳しい
 *日本人が恐れるマラリアも、現地の人間は風邪程度に感じている
 *死ぬ原因はほかにも肺炎や下痢、破傷風などがあり
 *都会では交通事故、地方ではワニに襲われるとか
 *ヤシの本から落ちるとか、病気以外にもいろいろあるので
 *特にマラリアを恐れるということもないようでした
 ☆日本を含む先進国の医療と国民生活
 *医療と医学が進んだせいで、発がん物質や放射線の危険
 *認知症やうつ病の心配等、人々を悩ませ
 *自分の健康状態を常に把握しておかなければ
 *いつ手遅れの病気になるかしれないという
 *不安を押しつけられています
 ☆健康で長生きを求める人のニーズに応え
 *テレビや新聞、週刊誌には玉石混滑の医療方法が横溢し
 *あれをしろ、これをするなと人々を振りまわしている
 ☆パプアニューギニアは現在でも平均寿命が65歳前後
 *彼の国の生活状況がよいとは言えませんが
 *先進国では医療が進めば進むほど不安も増える
                       (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
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⛳出典、『人はどう死ぬのか』




                     (パプアニューギニア)
『パプアニューギニア・死を受け入れやすい国民性』
『先進国医療がもたらす不安』
(ネットより画像引用)

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