大正から昭和ヘ(1)
清帝国の崩壊
☆義和国の乱(北清事変)以降、すつかり国力が落ちていた清帝国
*漢人による武装蜂起が相次いだ
☆南京に臨時政府「中華民国」が誕生し孫文が臨時大総統となった
*清朝最後の皇帝、宣統帝(博儀)は退位し、清帝国269年の歴史の幕を閉じる
☆中華民国は、衰世凱が実権を握り、孫文を追い出して大総統となる
世界大戦へ向けて(列強諸国は海外進出の思惑で動く)
☆ロシア
*日本に敗れアジアでの南下政策を諦め、ヨーロッパヘの進出の機会をうかがう
☆ドイツ
*オーストリア=ハンガリー帝国、イタリアと三国同盟を結んで海外進出を狙う
☆イギリス
*ドイツの動きを脅威と見て、フランスとロシアに接近し、三国協商を結ぶ
☆三国同盟と三国協商という対立構造が明確になる
*二つの陣営は、他のコーロッパ諸国を同盟関係に巻き込む
☆新たな侵略の矛先をバルカン半島へと向ける
*バルカン半島では小国のナショナリズムが高揚していた
*半島の諸国が、独立を目指し、民族感情を利用する形で列強が入り込む
*一触即発の状態へと緊張が高まる
「ヨーロッパの人薬庫」バルカン半島情勢
☆オーストリア=ハンガリー帝国の帝位継承者夫妻暗殺された
*暗殺者は、ボスニア系セルビア人のテロリスト
☆オーストリア=ハンガリー帝国はセルビアに宣戦布告
*ロシアがセルビアを支援するために総動員令を出す
*オーストリア=ハンガリー帝国の同盟国ドイツがロシアに宣戦布告
*ロシアの同盟国フランスにも宣戦布告した
*フランスとロシアの同盟国であるイギリスがドイツに宣戦布告
☆欧州28カ国が「連合国」側と「同盟国」側に分かれて戦う
☆ヨーロッパ諸国で中立を保った国
*永世中立国スイスと、スウェーデン、デンマーク、ノルウェーなど一部
☆日本もイギリスと同盟を結んでいる関係で、ドイツに宣戦布告
*ドイツの租借地であった山東半島などを攻めた
世界大戦と呼ばれた戦争
☆ヨーロッパを舞台に4年以上も続き、両陣営合わせて戦死者約1千万人
*人類史上最多の犠牲者を出す戦争となった
☆この戦争が第一次世界大戦と呼ばれたのは、第二次世界大戦後のこと
☆同盟国側の敗戦で第一次世界大戦は終結
☆日本はドイツが持っていた南洋諸島を国際連盟の委任を受けて統治する
第一次世界大戦後の戦後の世界
☆戦場のヨーロッパは荒廃し、イギリス、フランス、ドイツ等の列強が力を失った
☆躍り出たのがアメリカ
*アメリカも世界大戦に参戦しが、被害はヨーロッパ諸国に比べて桁違いに少なかった
☆日本もまた大きな犠牲を払うことなく(戦死者は3百人)、多くの利権を得た
*日本から、ヨーロッパ諸国への軍需品の輸出が急増し重工業が発展した
*アジア地域も、戦争により輸入が減少し日本に注文が殺到した
*日本は空前の好景気を迎えた
☆ヨーロッパにあった世界の覇権が、大平洋を挟む日米へと移る
歴史を変える二つの出来事
☆ロシア革命(経済学者のマルクスが唱えた)
*共産主義を信奉するレーニンが武装蜂起し、政権を奪って皇帝1族を皆殺しにした
*人類史上初の1党独裁による共産主義国家(ソ連)の誕生
*ソ連は内戦で多くの死者が出た
☆石炭に代わって石油が最重要な戦略物資となる
*飛行機、軍艦、戦車、自動車などは、石炭ではなく石油を燃料とする
*第一次世界大戦では、連合国側も同盟国側も彩しい量の石油を使った
(「石油の一滴は血の一滴」というフランスの首相の有名なセリフ)
*両陣営に石油を供給していたのはアメリカだった
国際連盟の誕生
☆パリで講和会議が開かれ、アメリカ、イギリス、フランス、日本、イタリアの五大国が参加した
☆ヴェルサイユ条約締結
*ドイツは植民地のすべてと領上の一部を失う
*報復措置として国家予算の25年分という莫大な賠償金を科せられた
☆アメリカのウイルソン大統領は世界平和のための機関「国際連盟」の設立を提案
*日本は国際連盟規約に、「人種差別をしない」という文章を入れることを提起する
*「人種差別をしない」との提言は、人類の歴史上、画期的なことであった
☆議長国のアメリカ
*「重要な案件は全会一致でなければならない」と主張
*アメリカは、自国内の黒人に公民権を与えず、人種分離政策をとっていた
*日本の抗議は受け入れられず
☆国際連盟は、白人至上主義の機関であることを宣言したも同然であった
知識・意欲の向上目指し、記事を参考・引用し、自分のノートとしてブログに記載
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☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
出典、『日本国紀』
大正から昭和ヘ(1)(白人至上主義の国際連盟誕生)
(ネットより画像引用)
清帝国の崩壊
☆義和国の乱(北清事変)以降、すつかり国力が落ちていた清帝国
*漢人による武装蜂起が相次いだ
☆南京に臨時政府「中華民国」が誕生し孫文が臨時大総統となった
*清朝最後の皇帝、宣統帝(博儀)は退位し、清帝国269年の歴史の幕を閉じる
☆中華民国は、衰世凱が実権を握り、孫文を追い出して大総統となる
世界大戦へ向けて(列強諸国は海外進出の思惑で動く)
☆ロシア
*日本に敗れアジアでの南下政策を諦め、ヨーロッパヘの進出の機会をうかがう
☆ドイツ
*オーストリア=ハンガリー帝国、イタリアと三国同盟を結んで海外進出を狙う
☆イギリス
*ドイツの動きを脅威と見て、フランスとロシアに接近し、三国協商を結ぶ
☆三国同盟と三国協商という対立構造が明確になる
*二つの陣営は、他のコーロッパ諸国を同盟関係に巻き込む
☆新たな侵略の矛先をバルカン半島へと向ける
*バルカン半島では小国のナショナリズムが高揚していた
*半島の諸国が、独立を目指し、民族感情を利用する形で列強が入り込む
*一触即発の状態へと緊張が高まる
「ヨーロッパの人薬庫」バルカン半島情勢
☆オーストリア=ハンガリー帝国の帝位継承者夫妻暗殺された
*暗殺者は、ボスニア系セルビア人のテロリスト
☆オーストリア=ハンガリー帝国はセルビアに宣戦布告
*ロシアがセルビアを支援するために総動員令を出す
*オーストリア=ハンガリー帝国の同盟国ドイツがロシアに宣戦布告
*ロシアの同盟国フランスにも宣戦布告した
*フランスとロシアの同盟国であるイギリスがドイツに宣戦布告
☆欧州28カ国が「連合国」側と「同盟国」側に分かれて戦う
☆ヨーロッパ諸国で中立を保った国
*永世中立国スイスと、スウェーデン、デンマーク、ノルウェーなど一部
☆日本もイギリスと同盟を結んでいる関係で、ドイツに宣戦布告
*ドイツの租借地であった山東半島などを攻めた
世界大戦と呼ばれた戦争
☆ヨーロッパを舞台に4年以上も続き、両陣営合わせて戦死者約1千万人
*人類史上最多の犠牲者を出す戦争となった
☆この戦争が第一次世界大戦と呼ばれたのは、第二次世界大戦後のこと
☆同盟国側の敗戦で第一次世界大戦は終結
☆日本はドイツが持っていた南洋諸島を国際連盟の委任を受けて統治する
第一次世界大戦後の戦後の世界
☆戦場のヨーロッパは荒廃し、イギリス、フランス、ドイツ等の列強が力を失った
☆躍り出たのがアメリカ
*アメリカも世界大戦に参戦しが、被害はヨーロッパ諸国に比べて桁違いに少なかった
☆日本もまた大きな犠牲を払うことなく(戦死者は3百人)、多くの利権を得た
*日本から、ヨーロッパ諸国への軍需品の輸出が急増し重工業が発展した
*アジア地域も、戦争により輸入が減少し日本に注文が殺到した
*日本は空前の好景気を迎えた
☆ヨーロッパにあった世界の覇権が、大平洋を挟む日米へと移る
歴史を変える二つの出来事
☆ロシア革命(経済学者のマルクスが唱えた)
*共産主義を信奉するレーニンが武装蜂起し、政権を奪って皇帝1族を皆殺しにした
*人類史上初の1党独裁による共産主義国家(ソ連)の誕生
*ソ連は内戦で多くの死者が出た
☆石炭に代わって石油が最重要な戦略物資となる
*飛行機、軍艦、戦車、自動車などは、石炭ではなく石油を燃料とする
*第一次世界大戦では、連合国側も同盟国側も彩しい量の石油を使った
(「石油の一滴は血の一滴」というフランスの首相の有名なセリフ)
*両陣営に石油を供給していたのはアメリカだった
国際連盟の誕生
☆パリで講和会議が開かれ、アメリカ、イギリス、フランス、日本、イタリアの五大国が参加した
☆ヴェルサイユ条約締結
*ドイツは植民地のすべてと領上の一部を失う
*報復措置として国家予算の25年分という莫大な賠償金を科せられた
☆アメリカのウイルソン大統領は世界平和のための機関「国際連盟」の設立を提案
*日本は国際連盟規約に、「人種差別をしない」という文章を入れることを提起する
*「人種差別をしない」との提言は、人類の歴史上、画期的なことであった
☆議長国のアメリカ
*「重要な案件は全会一致でなければならない」と主張
*アメリカは、自国内の黒人に公民権を与えず、人種分離政策をとっていた
*日本の抗議は受け入れられず
☆国際連盟は、白人至上主義の機関であることを宣言したも同然であった
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私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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出典、『日本国紀』
大正から昭和ヘ(1)(白人至上主義の国際連盟誕生)
(ネットより画像引用)