慶喜

心意気
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『慢性炎症』『自然・獲得免疫』『体液・細胞性免疫』

2024年08月07日 | 医療
🌸加齢で衰えてしまう免疫

 ☆免疫は、自己と非自己を識別して異物を排除する防衛機能
 *免疫は、老化に伴ってその働きは低下する
 *それが、感染症や発がんに対する抵抗力の低下を招く
 ☆白血球が免疫を担っている

⛳白血球の中の役者たち
 ☆免疫反応には2つのパターンがある
 ①自然免疫(生まれつき備わっている免疫)
 *異物排除が不十分な場合に獲得免疫が動き出す
 *白血球の中で自然免疫に登場する主な役者
 ☆好中球
 *これらが、病原体などの特有の構成成分をパタ―ン認識して
 *手当たり次第に立ち向かう
 *また、炎症性サイトカインを放出して周囲の細胞に警報を発する
 *自然免疫で真っ先に駆けつける火消し役は好中球
 *好中球は、異物を食べて分解する食細胞
 *他の白血球を応援部隊として呼び込む役割も持っている。
 ☆マクロファージ
 *ウイルスや細菌に加えて死んだ細胞なども食べる「生体内の掃除役」
 *サイトカインを放出して周囲の細胞を刺激する
 ☆樹状細胞は食細胞の一種
 *異物の抗原情報を、獲得免疫に関わる
 *ヘルパT細胞、キラT細胞に伝える働きを担っている
 ☆NK細胞
 *ウイルス感染細胞やがん細胞などを退治する
 ☆自然免疫は獲得免疫とは異なり
 *異物(抗原)を記憶しておくことはできない

ビンポイント攻撃を行う獲得免疫
 ➁獲得免疫
 *個々の異物に選択・特異的に働く「ピンポイント攻撃」が特徴
 *獲得免疫は、液性免疫と細胞性免疫に分けられる
 *立役者はリンパ球の一種T細胞とB細胞
 *T細胞にはヘルパT細胞、キラT細胞、制御性T細胞
 ①体液性免疫
 *樹状細胞から抗原情報を得たヘルパT細胞
 *B細胞に抗体を作るように指令を送る
 *産生された抗体は補体と協力したり
 *食細胞を活性化したりして、異物を攻撃する
 *抗原に反応したB細胞の一部、メモリーB細胞になり異物を記憶する
 ➁細胞性免疫
 *免疫細胞が感染細胞やがん細胞を直接攻撃する
 *樹状細胞の抗原提示を受けたヘルパT細胞
 *サイトカインを出してキラT細胞やNK細胞を活性化させる
 ☆制御性T細胞は、免疫細胞が正常な細胞を攻撃するのを防ぐほか
 *免疫反応が過剰にならないようにセーブしている
 ☆キラT細胞の一部がメモリーT細胞になる

⛳機能低下だけでなく、余計なこともする
 ☆自然免疫も獲得免疫も、加齢に伴い働きが低下する
 ☆B細胞もT細胞も、元になる細胞は骨髄で作られる
 *未熟なT細胞は、胸腺で教育。選抜され一人前になる
 *胸腺の機能は加齢とともに大幅に萎縮してしまう
 *胸腺の機能低下によるT細胞の成熟障害他、骨髄の機能も低下する
 ☆T細胞もB細胞も、加齢によって総数はそう減らない
 *抗原に出合ったことがないナイーブ細胞の割合が低下して
 *新たな抗原に応答したり、記憶したりする力が落ちる
 *若い人に比べて高齢者では予防接種の効きが悪い
 ☆自己と非自己の識別機能の低下・混乱で
 *自らの体を攻撃してしまう自己免疫疾患などを誘発する
 *免疫老化が進むと、炎症反応が起きやすくなる
 *制御する働きも落ちるため、体の中に蓄積して慢性炎症が生じる
 *慢性炎症は、高齢者特有の多くの病気に関わる
                        (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『老化と寿命の謎』






『慢性炎症』『自然・獲得免疫』『体液・細胞性免疫』
(『老化と寿命の謎』記事他より画像引用)

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