『切腹＝介錯』『刀の殺傷能力』『舌を噛む』

🌸意外な死の真相３

⛳切腹で死ねない
　（苦しみが長く続くだけ）

　☆切腹しても、すぐに死ねるものではない

　＊背骨の脇を通る太い血管、腹部大動脈を切断すれば死んでしまうが

　＊正面から切るにはかなり奥にある、背中から切ったほうが早い

　＊腹部大動脈を切れば、大量に出血して確実に死ぬ
　＊普通の人の切腹は、浅くしか刺さないのですぐには死なない

　＊ただ腹の傷が痛いだけで、腸に穴が開いて急性腹膜炎を起こし

　＊２～３日後に死ぬことになる
　☆昔は介錯人がいて、切腹するとすぐに首を切り落としていた

　＊そうしなければいつまでも激しい痛みが続くだけ

　＊なかなか死ねなかったから

⛳刀で斬られても多くのケース即死しない
　（痛さでのたうち回るのが実態）

　☆時代劇、主人公がバッタバッタと悪人を斬り倒していく

　＊刀で斬られた人が、たった一太刀で

　＊息絶えピクリとも動かないことありえない

　＊本当は痛さのためにのたうちまわり、悲痛な声をあげ続ける
　＊実際は痛さに悶え苦しむのが普通である

　＊心臓を切られたり、突かれた場合は別だ

　＊頸動脈を斬られれば、激しく血が噴き出して死んでしまう

　☆時代劇のようにあっさり斬られたくらいでは即死などしない
　＊斬られて死ぬ場合は、だいたいが出血死

　＊あとは腹を切ったり、した時に起こす急性腹膜炎だ

　＊腸内容物の中身（大便）が体内に漏れて炎症を起こすケースだ

⛳舌を噛み切っても死ぬない
　（ただ痛いだけの自傷行為）

　☆舌を噛み切って自決する

　＊捕まった犯人が舌を噛んで自殺を図ったという話は聞くが

　＊実際に死んだという事例を扱ったことはない
　☆舌を噛み切ったら死ぬ理由を知らない人が多い
　＊死んでしまう場合、舌を噛み切ったことによって出血が起こり

　＊その血が気管のほうに吸い込まれたときだ

　＊血は気管の中で凝固するので、詰まったときに窒息死する

　＊すぐに血を吐き出してしまえば大丈夫である
　☆舌を噛み切ったくらいでは死なない

　＊出血多量で死ぬ、ということもないので心配はいらない
　＊噛めば、舌が痙攣収縮し気道をふさぎ死ぬと説明する人もいる

　＊筆者は、そうした症例を見たことはない
　☆舌を噛むという方法、痛いだけで死ぬほどの出血はしない

　＊舌の粘膜は包帯できない場所だ

　＊当然、薬もたくさん塗れない

　☆そのような箇所（舌）は強い回復力を持っている

　＊舌を噛み切っても大丈夫なのだ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（敬称略）

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⛳出典、『人はこんなことで死んでしまうのか』

『切腹＝介錯』『刀の殺傷能力』『舌を噛む』

（『人はこんなことで死んでしまうのか』記事、ネットより画像引用）