慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
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『ホートスコピー』『ピカソの「世界」』『芸術家の着想』

2024年08月03日 | 医療
🌸魂はさまよう1

⛳私の中の天使と悪魔(ホートスコピー)
 ☆「2人に分裂した意識が侵入し合う」現象
 *ギャグ漫画などで主人公のモノローグの際
 *2人の自分の意見が食い違って押し合いへし合いするような場面
 *ホートスコピーに似ている
 ☆古典的、べ夕な表現だと
 *悪魔の格好をした自分と天使の格好をした自分とが喧嘩する
 ☆自己像幻視は片頭痛や脳腫瘍などの病気で見られる
 *脳のそれぞれの部分は固有の働きをしている
 *その部分が刺激されると、そこの機能一式が作動する
 *脳腫瘍やてんかんなどで脳のとある部分が刺激された時
 *出てくる症状も、元々はその部分の脳が持っている
 *「生理的機能」つより、正常機能である
 ☆典型的なホートスコピーが出たならば
 *それに対応する脳の病変を探しにいくべきだ
 ☆己の欲望の葛藤を擬人化して語ることは、ホートスコピーと類似している
 *ホートスコピーは、病気と正常の間は連続したグラデーションで
 *はっきりと区別できるのは、それぞれの両端だけなのだ

 ☆ホートスコピーと「悪魔と天使の私たち」が似ているならば
 *葛藤や思考の擬人化、自己の客観化や自己批判という
 *思考プロセスの生成に
 *ホートスコピーを惹き起こす、側頭葉が関与していると考えられる

ピカソに見えていた「世界」
 ☆漫画や芸術表現には
 *脳の働きの正確な描写だとはっとさせられることがある
 ☆パブロ・ピカンが描いた肖像画
 *複数の角度から見た顔の構成要素が、
 *丸や四角などの図形に近い形で1枚の平面に表現されたりする
 *脳神経内科的には、あれは後頭葉や頭頂葉に散らばる
 *「顔」や「目」、あるいは「丸」や「三角」といった図形などの
 *視党対象の処理過程を見せられているようにも感じられる
 ☆通常「顔」を見る場合
 *「誰々の顔」「斜め横顔だ」「笑顔だ」「美人だ」というような
 *認識は瞬時に統合されて意識の座に上がってくる
 ☆脳の中は「物なのか顔なのか」「誰」「向き」「表情」「好み」等の要素は
 *分解されて別々の脳の部位で認識されていると考えられている.
 *「ゲルニカ」など物語で問いかけてくる作品の迫力とは異なり
 *ピカンの肖像画は、それまでさっぱり魅力が分からなかったが
 *ピカソが「人物を見るとはどういうことか」
 *徹底的につきつめた結果なのではないかと思う
 ☆視覚が同時に処理される複数の経路のうち
 *1つの経路をブロックして認識した結果がキュビズム作品だ
 *脳で同時処理される複数の経路のうち
 *1つの経路を意識的にブロックすることなど、できるだろうか
 *芸術家にはそんな芸当ができる人がいてもよいと思っている
 *それができるからこそ芸術家なのだ
 ☆それぞれの芸術家は高次な脳機能で
 *人によって言語だったり、あるいは演技表現だったり
 *絵画だったり、音楽だったりを突き詰めていく
 *結果、 一部の人はビカソのような境地に至るのではないか
 ☆元々、脳の経路がどこか欠落しているために
 *残る別の経路が分離されたり強化されたりすることで
 *芸術表現に至る場合もあると思っている.

能力の「おしくらまんじゅう仮説」
 ☆脳で、ある機能が障害を受けて低下すると
 *他の機能が充進・向上する場合がある
 *脳機能はせめぎ合う場合がある
 ☆何かが欠落すると、常識を超えた別の何かが膨れてきて
 *それが芸術や数学など、いびつでありながら完成した
 *たぐい稀なる結実を見ることがある
 ☆傑出した能力というのは
 *ほかのとんでもない欠落の影だったりするとすれば
 *ピカソはまさに好例ではないだろうか
 ☆芸術家に舞い降りる着想は
 *科学的な説明の成立より何年も先を行くことがある
                        (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『死の医学』






『ホートスコピー』『ピカソの「世界」』『芸術家の着想』
(『死の医学』記事、ネットより画像引用)

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