
☆天台宗の中興の祖、慈恵(じえ)大師良源
☆関東の佐野厄除け大師は、元三(がんざん)大師(慈恵)を祀ったお寺
☆元三大獅のお像が非常に怖い
*元三大獅の比叡山の像を子どもが見たら泣きだす

☆天台座主を”化け物”のように表現した理由
*良源は、比叡山の綱紀粛正を行ない、乱れた規律を取り締まった
*良源には、僧侶以外に、ウラに”呪術者”の顔があった
☆火災で失われた堂舎を再建したり、八面六腎の活躍をした傑僧
☆お寺や神社のおみくじの元祖も元三大師です

☆比叡山の戒壇院で受戒会が行なわれることになった
*当日、良源は、突然受戒会を延期すると宣言した
*遠方からきた来賓の一部は怒り出した
*全員が引き上げた直後、戒壇院の南門が倒壊した
*事前に、良源の目には、南門の倒れる様が見えていた
*災禍を未然に知る力を、良源は持っていた
☆平安文化の爛熟期
*美僧がブームとなり、僧侶がもてはやされる時代
*寺の風紀は乱れ、良源はそのような風潮が許せなかった
☆良源は女官たちの集まる前で、鬼神の姿に変身して見せた
*そのときの良源は、瞑想の三味の状態に入っていた
☆鬼の姿で描いた絵が「鬼大師」
*「比叡山最強の魔よけのお札」になっている

☆良源は死後、比叡山最奥の横川の地に墓所がつくられた
*元三大師御廟は、比叡山三大魔所とされている聖域
☆元三大師御廟に、河内国のある農民が参拝した
*大洪水で農村は甚大な被害をこうむった
*大師廟を拝んだその農民の田畑だけは無事だった
*農民がお礼まいりに比叡山をふたたび訪れる
☆寺の執事も良源の出来事を事もなげに話す
*お大師さんが、観音の三十三身に変身して助けてくれたと
☆良源の姿を、33体描いたお札が「豆大師」として大流行
*今でも五穀豊穣、商売繁盛の札として比叡山で刷られている
☆死してなお人々を救いつづける元三大師は、弘法大師に匹敵するような存在


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鬼に変身した比叡山の元三大師(良源)
(『日本の仏さま』記事より画像引用)