
☆日本の伝統と宗教(天皇と祭祀)と憲法との関係
☆皇位継承で、男系男子で皇室を継いでいくことの難しさ
☆問題の投げかけとしては、非常に分かり易い番組でした

☆皇室の伝統と重なりあった宗教的儀式を、現行憲法が許容するのか
*神官としての天皇陛下にスポットを当てたので理解しやすかった
*国民の安寧を祈られる陛下の実像を伝えている
☆戦後憲法制定時の憲法の政教分離原則
*内閣が、どこで線を引かざるを得なかったのかが明らかになった
*内閣としては、皇室行事を「お支えする」ところで線を引くしかなかった
(その実情を、当時の元内閣官房副長官石原氏が肉声で伝える)
☆賢所に、天照大御神の「御神体」としての「八咫鏡」が奉置されている
*賢所で、天皇陛下が国家国民の安寧を祈られる
*歴史的には、陛下の最重要のお務めであり続けてきている
☆日本国憲法の下では、それを国事行為として明定出来なかった矛盾
☆秋篠宮殿下(現・皇嗣殿下)の大嘗祭に関する御発言
*石原氏が苦労しながらひかれた一線もまた危うくなりかねません
*番組では、三笠宮崇仁殿下の御発言や御主張のご紹介された

☆内閣の危機意識、特に古川元官房副長官の危機感
*皇室の自然消滅の危機という強い言葉を敢えて使っておられた
☆皇位継承問題で、番組が取り上げていた側室問題
*近世以降の天皇のうち正室を母に持たれた方が、稀であることを明らかにした
*直近400年の天皇で、正室を母に持つ天皇は3名
(明生天皇、昭和天皇、天皇陛下)
*歴代天皇の半分は、側室から生まれている
☆男系主義の裏表で、番組の一つの眼目の長子継承
*故三笠宮崇仁殿下のラジオ番組、華族の廃止で「外堀」が埋められたとのご発言
*含蓄のある表現をなされた

☆旧宮家の復活が残された極めて限られた解決策であることは論を俟たない
☆皇位継承問題は、実情を明確にして、国民的合意を求めていくことが必要な問題である

☆皇位継承問題で、長子継承と、男系男子継承の議論を紹介
☆インタビュー構成や画像の切り取り方にはバランスを欠く面を感じた
*男系男子継承での集会中、万歳三唱の部分を使用されていたりし、番組編集の意図を感じた


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側室なしに、皇位継承が男系男子で継続する難しさ
(NHK番組『日本人と天皇』番組画面より画像引用)