ある日あるところで

日々の色々なことや燻製づくり、「のあ」ちゃんのこと、四季の出来事などの写真を撮って伝えていきたいと思います。

さようなら「くろ」そしてありがとう。

2010年02月04日 | わんこ
今日(2月4日午後8時頃)我が家の「くろ」が交通事故に遭い、遠くに旅立ちました。
一昨年の10月13日に生まれて、その3日目から我が家にやって来て、くろとのあ、そしてさくら、のぶという4匹の兄弟の中で、ただ一匹黒い色をして一番やんちゃな子供でした。

ミルクや離乳食とやりながら、どんどん大きくなり、一番のいたずらっ子でした。
この4匹の中の「くろ」と「のあ」を我が家にもらいました。

会話が少なくなっていた私とI子さんのコミュニケーションも増えて、我が家が突然明るくなりました。
友達のみなさんは去年の年賀状から「くろ」と「のあ」が登場したからご存知とは思いますが、我が家はこの子たちを中心に回りだしたところでした。

普通のワンタッチ首輪だとハズレることもあり、アミーゴで革製の首輪を買って、それを使っていたのですが・・・「くろ」は半端でない力があったので気をつけていればよかったのですが、今日の散歩の最中に自動車が通り過ぎたときに追いかけようとして突然首輪が切れてしまいました。

そのまま、自動車を追いかけて見失って・・・

近所の人や友達、そしてTwitterのみなさんの協力ももらって探しまわり、1時間以上あっちこっち大声で「くろー!」と叫びながら走りまわったのですが見つからず、私がヒョとして遠くに行っているかもしれないと駅近くまでバイクで行って、そこからも「くろーくろーと叫びながら」引き返していたら、大正橋の近くのバス停の歩道に「くろ」が倒れているのを見つけました。

まさに、いま跳ねられた直後のようでした。
体は温かいのですが、もう息もしていないし体はピクリとも動きませんでした。

拾い上げて胸に抱いて人前もはばからず大声で泣いてしまいました。
「くろ~!くろ~!くろ~!なんで跳ねられたんや!何で死んだんや~!!」
と何度も何度も叫んで泣きました。
抱いていると、体がだんだんと冷たくなっていくのを感じ、そのままジャンバーの胸の中に入れて、泣きながら家に着きました。

家の駐車場にI子さんが待っているのを見て「くろが死んだ~!!」とまた大声で泣いて。
しばらくまた、家の前で大声で泣いてしまいました。

私が泣き止まないので、心配したI子さんが家に入ろうと言ってくれ、なんとかくろを抱いたまま部屋の中に入りました。

「くろ」を箱の中に毛布を敷いてやり、静かに入れてやりました。
その後も涙が出て止まりませんでした。
1年と3ヶ月という短い時間でしたが、私たちは「くろ」を心から愛して、大事にしてやり一緒に暮らしてきたと思います。

きっと、最後は不安で走り回っていたと思うのですが、車で跳ねられた時は即死状態だったと思うので苦しまずに逝ってくれたと思います。
私が見つけたのが事故直後だったと思うので、胸の中で私が「くろ」「くろ」と叫んでいた声が消えていく意識の中で聞こえたのではないかと・・・
きっと最後に私の声を聞いて安心して旅立ってくれたのではないかと思っています。

「くろ」本当にありがとう。そしてさようなら。また会おうね。
天国で安心して走りまわって、私たちが行くのを待っていてください。

「くろ」のお母さんの飼い主さんもやって来てくれてお線香をあげて帰っていかれました。
「くろ」は沢山の人に可愛いと言われ、愛されました。
私たちも世界で一番「くろ」を愛していたよ。そしてこれからもね。

ありがとう「くろ」