中心街近くの花鳥市場にはフルスを売る店がたくさんあるという。
少し中国語も慣れてきたし、飛行機の乗り方やバスの乗り方は大体分かるようになった。
それで今回は中国にいる間にフルスのふるさと昆明に行こうと決めていた。日本から行くのに比べると3分の1ぐらいの費用で行けると思う。
日本を少し早く出発して、研修が始まる前に行こうか、それとも研修が終わってから少し居残りして行こうかと、考えていた。ただ、雇い主から、日中関係が、ちょっと緊張していたときなので、「一人で行くのはどうも………。」と、ストップがかかったので、研修が終わった頃に行くことに決めていた。
また、「どうも………。」と言うことになったら「どうも……ありません。」といって、行こうと決めていた。
目的はフルスの情報を集めるためである。出来ればフルスの工房を見学したり、フルスやさんを訪ねたりすることである。今回は別にフルスを買う目的はない。
出来れば陳先生について来てもらい、それが出来なければ3年の研修を終えて帰ってきた私の教え子馬君にあるいは陳先生の教え子で現在仕事がない人に付いて来てもらうことにしていた。
日本で3年間研修終了後の人は一応不自由なく日本語がしゃべれるので安心だ。通訳が付いてきてくれると、私が一人で行くより、数倍の効化が上がる。