青島ビールで乾杯。彼らは青島出身だ。
「青島ビールは中国で一番おいしいベールです。」と、
日本語でいえる。青島ビールは自慢の種だ。
夕方、前畑さんから電話があった。前畑さんの部屋で、シャブシャブをしようという話だ。研修生も来るという。
そんな話に反対する理由はない。ビールはあるというので、「じゃ、白酒(バイチュー・中国の標準のお酒)を買っていきます。」と言って、電話を切った。
こんな話は以前からあって、私のクラスにコックをしていた研修生がいて、「いつか、先生の部屋で料理を作ってあげます。」ということになっていたのだ。しかし、私の部屋にはガスがない(電磁調理器はある)ので、前畑さんの部屋でいつかしようと言うことになっていた。そういえば、その元コックさんは昨日の新年会ではジュースを飲んでいたので、ジュースも買っていった。
中国人は概して日本人よりお酒をよく飲むが、こういう者もいるのだ。教室できのうの新年会で何を飲んだか手を挙げさせて調べたら、32人中14~5人が白酒、10人ぐらいがビール、そして、7~8人がジュースであった。
ところが、来ている元コックさんとは研修生は別人だった。実は、前畑さんがたまたま鍋物を食べたくなって、シャブシャブの肉を買って来て、研修生を誰か連れてきてくださいと、陳先生にたのんだようだ。そこで、ちょうど、テスト中で一番最後まで残っていた、2人をつれてきたと言うことだった。
と、言うことで、結局、テストに一番時間がかかっていた子が来たので日本語会話能力も察しがつくであろう。と、いいながらも、勉強をはじめて2ヶ月もたつので、少しは話せる。彼らは考え考え、私たちと、一生懸命話して、日本語会話を楽しんだ(苦しんだ)が、このように、個人的に話すと、非常に自信を持たせることが出来る。
私たちは二日続きの新年会となった。しかし、まだ、元コックさんとの約束は果たしていない。