漁歌は投げ網を打つ中国の古式の漁を歌った曲だ
レッスンは初級から始まると思っていたら、いきなり中級の6級、そしてちょっと無理かなと判断されて、一段下げて5級の曲を2曲。
これも無理と判断されて、さらに級を下げられるかなと思っていたら、次の課題はなんと、3段階上で上級8級の「漁歌」を頂いた。
「漁歌」は伝統的な民歌で網を打って漁をする様子を表したものである。
なんと無茶な話ではないかと、思いつつも1週間「漁歌」を懸命に練習した。
まず、難しいと思われるもっとも早い動きの後半の部分を集中的に練習し、何とか指が動くようになった。
ところが、残していたはじめのイントロ部分の朗々と歌い上げる部分がどうしても出来ない。
この曲も導入部分は「自由に」と書いてある。譜面づらを吹くだけなら何とかなるのだが、それではこの曲の雰囲気が表現できない。動画で撮っておいた先生のお手本を見てもピンと来ない。全くリズムを離れて自由に吹いてあるのは分かる。だったらどう吹いてもいいのかといえばそうでもない。その通りまねるが、しっくり来ない。
このあたりが本当に難しいところだ。日本の民謡なら体に染みついているこぶしや節回しを使って何とかなるのだろうが、どうもうまくいかない。まだまだ修行が足りないのだ。
そうこうしているうちにレッスンの日となり、訳も分からぬままに吹いたらこれも合格。
まだまだなのに………。