ただのおじさんの「フルス フルス フルス」    ………フルス(葫芦絲)は中国雲南省生まれのひょうたん笛です………

まろやかな音色のフルスに一目(耳)惚れした「ただのおじ」さんが日本でフルスを普及させようと一念発起。はてさて………。

いきなり中級「竹林深処」

2011年01月09日 | 中国、海外のフルス事情



フルスの曲は竹林の曲が多い。
なかでも、「竹林深処」は名曲中の名曲


4回の基本練習が終わったら次からは実践練習である。次の回の課題曲を与えられた。当然初級のやさしい曲から始めるものと思っていたら、なんと、いきなり中級(6級)の「竹林深処」であった。 ※ 中国のフルスの級については別に述べる。

いつも、こんな曲が吹ければいいなあと、ため息混じりに見ていた楽譜である。
この曲は何度となく聴いている。イントロの部分の速度の変化がかっこよくあこがれの名曲だ。しかし、私にとっては遙か遠いところにある曲だと思っていた。数字譜にあまり慣れていない私には数字の羅列を見ると、目が回りそうである。でも、1週間後には先生の前でこの曲を吹かなければならない。

寸暇を惜しんで練習をした。私の仕事は午前中で終わるので、午後からは自由だ。ところが、部屋にベッドがあるので、すぐゴロンと横になりたくなる。
いったん横になると3時、4時まで寝てしまい、生活時間が狂ってしまう。そうすると、練習時間もなくなる。

我慢しながら、練習をした。はじめはどうなることかと思ったが、1週間後には曲がつながり、なんとか吹けるようになった。そして、合格することが出来た。

初級から一歩ずつ進み、できれば中級の入り口あたりまで進めればいいなと思っていたが、いきなり、6級(中級)に合格するとは夢のようなことだ。

もちろん最後までつながったと言うだけで、決して上手でない演奏だとは自分自身も重々分かっている。