浅田さんはフルスの音色を気に入ってくれた。
フルス教室の見学会のあとはイン先生を招待して、食事会をした。
食事会にはフルスを始めたいが、本物のフルスの音を聴いたことがないという浅田さんも招待した。
先生にフルスを吹いてもらうために個室を準備した。中国では混んでいるときにはもちろん無理だが、通常はほとんどの食堂では、いついかなる時に行っても食堂は予約なしでOKである。これは本当に便利がいい。
しかし、考えてみれば、中国人との食事会には幾度となく参加したが、今までに一度なりとも、私が招待したことはない。今回ばかりは先生にお礼をという意味で私から誘ったのである。
先生にはフルスを持ってきてもらい、曲を吹いてもらったが、浅田さんは気に入ってくれたようだ。もし、浅田さんがフルスを本格的に始めるなら、現在陳先生さんが北京支部と兼任でやっている泰安支部が充実する。
その後のメールで3月の中国語検定試験を受けた後にフルスを始めます、とのことであった。彼は、バンドの経験もあるというし、民族音楽に関心があるようなので、大いに期待している。