ただのおじさんの「フルス フルス フルス」    ………フルス(葫芦絲)は中国雲南省生まれのひょうたん笛です………

まろやかな音色のフルスに一目(耳)惚れした「ただのおじ」さんが日本でフルスを普及させようと一念発起。はてさて………。

李春華先生がプアール茶で迎えてくれた。

2011年01月27日 | 中国、海外のフルス事情




事務所内のポスター。
先生のCDやテキストなど、私は全部買っている。



プアール茶は1回目のお茶はそのまま流す。
茶立て台には水受けがある。湯飲みは小さめ。


李春華先生の家は高級マンションの3階にあった。
迎えてくれた方はまさしくビデオや写真で何度も見た紳士だった。当たり前の話だが、言葉や振る舞いもビデオで見たように理知的でありながら、温かい語り口そのものだ。通された部屋は先生の出版されたCDや本の表紙を拡大したポスターが張ってあるものの、高級邸宅の応接室という感じだ。

先生はまずは雲南省のもっとも有名な特産品プアール茶を入れながらお話をされた。
中国では何度か経験があるが、主人が客人を迎えるとき、お茶たて台でゆっくりとお茶を入れ、本論に入る前の話をする。日本の茶の湯にも似た作法のようだ。
主人のていねいな手の動きや湯気の立ち上がりなどを見ながら話すと、自然に心が和み、話す雰囲気が高まるようだ。プアール茶は長年貯蔵したものほど発酵が進み、いいお茶とされる。

その話の中で、先生は38歳、家の中に他に人がいないようなので、独身かと思ったが、先生には大きい子供さんもいらっしゃることが分かった。そして、ここはお住まいではなくて先生の事務所だそうだ。先生の本職は大学の先生だが、先生ぐらいの方なら、事務所があっても当然である。その日は土曜日だったので、おそらく事務員さんもお休みだったのだろう。通された部屋は事務所事務所していなくて、そのあたりに先生の感覚がしのばれる。

おそらく、先生は同じ団地内にお住まいなのだろう。
あとで車を取りに行かれて、数分で帰ってこられたので、車は自宅においてあったのだと思う。