中国でフルスを習う人はほとんどこのテキストを使っている。
この本に載っている曲目を順に練習していくと、
フルスが上達する。
中国にはフルスの級を認定する組織がある。その組織が認定した級に合格するとその人のフルスの実力がだいたい想定でき、たくさんの人が受験している。
中国でフルスを練習する人のほとんどの人が使用する教科書は李春華さんの編纂した緑色のテキストだ。私も当然このテキストを使って練習している。このテキストでは李春華さんが選んだ級別曲目リストがある。これが、中国フルス等級別曲目の基準といって差し支えない。それにしたがって、下位の級から順に練習していけばいい。
おおむね次のようになるが、日本と級の難易度の呼称の順番が逆なので注意を要する。
たとえば、英会話だって検定1級は日本では最上級だが、中国の1級は最も易しい級だ。
それぞれの級を 初級 中級 上級に分類してみた。なお、私が泰安滞在中レッスンを受けた曲目も併記した。先にも述べたが、中国のフルス曲をほとんど吹いたことがないのに、きなり中級を練習することになったのにはとまどい、驚いている。
1~3級 初級
4~6級 中級 「竹林深処」「竹楼情歌」「清清玉湖水」「月夜」
7~9級 上級 「漁歌」
10級 最上級 「牧歌」
または次のように考えられる。
1級 入門級
2級~4級 初級
5級~7級 中級 「竹林深処」「竹楼情歌」「清清玉湖水」「月夜」
8級~10級 上級 「漁歌」「牧歌」