ただのおじさんの「フルス フルス フルス」    ………フルス(葫芦絲)は中国雲南省生まれのひょうたん笛です………

まろやかな音色のフルスに一目(耳)惚れした「ただのおじ」さんが日本でフルスを普及させようと一念発起。はてさて………。

李春華先生に会える!!!

2011年01月23日 | 中国、海外のフルス事情



李春華先生の御近影

正月が開けたばかりの頃、ちぃふいさんから、メールが来た。
フルス工房の工場長王計さんが王春華先生と連絡を取ってくださり、私に会っていただけるという。そして、ちぃふいさんからは「私も連れて行ってくださあい。」と、書いてあった。 ちぃふいさんは興奮気味で、「カメラのメモリーもいっぱい残して、電池も充電しておいてください。私が李春華先生に演奏して頂くようにたのみますから………。」とある。 まさか、あの李春華先生に会える???!!!………。

李春華先生は前にもこのブログで紹介したが、フルスの演奏家、普及家、作曲家、教育家で、特に、緑の表紙のフルステキストはほとんどのフルス愛好者が使っているもので、中国でフルスを吹く人なら知らない人はいない。 フルスのバイエルとでもいえるものだ。バイエルとちょっと違うところはそこに載せてある曲がそのままコンサートや、昇級試験で使われる曲ばかりである。 だから、「パイエル+ショパンの名曲集」とでもいえるテキストである。
このテキストのおかげで、今、中国中でフルスが大流行しているのだ。

中国でフルスの有名人と言えばこの方をおいては語れない。中国で、フルスのDVDなどの売り場を覗いたら8割方は李春華先生か李先生のお師匠さんのエン先生の演奏のものが並んでいる。ただ、フルスの神様といわれていたエン先生は残念ながら2年前にお亡くなりになり、本当の神様になられた。残された春華先生はそれこそ中国(すなわち世界)フルス界を一人で背負っておられる超リーダーなのである。

ある人から「李春華先生はどんな方ですか、たとえば小澤征爾さん?………」と、質問があったが、オーケストラは音楽界のトップに位置しているので、ちょっと合わないかもしれないが………、と言葉を濁していた。

ギターの古賀政男とオカリナの宋次郎を合わせたような人かなあ、と、今はそう思っている。 そんな先生に直接会えるのだ。
正月早々こんなにいいことがあっていいのだろうか。今年のフルス活動のスタートダッシュはすごい。その後もこの勢いで行ければいいと思う。