「いただきます」は日本式で。
左の小豆色の円いものは中国の正月に食べる餅。
「いい湯だな」はこういうときにピッタリだ。
ババンババンバンバンとやると雰囲気は盛り上がる。
是非日本でも、元気に歌って欲しい。
正月は臨沂(リンギ)市行きを堪能し、翌日はゆっくりしていたら、いきなり新年のお祝い会をしますので、来てくださいと電話があった。研修生たちが日本の正月に帰れなかった私たちに新年のお祝いしてくれるというのだ。
小さいホテルの食堂を借り切り、私のクラスと前畑さんのクラス合わせて44人が集まった。前畑さんのはじめの挨拶では日本の正月の様子を話してもらった。私の出番もあろうかと、フルスを準備しようと思ったが、閉講式のあとの祝賀会もあるので、そのときに吹くことにした。
研修生たちは全寮制で集中的に学習しているので、酒はもちろん禁止、携帯電話だって普段は取り上げられている。それで、このときとばかり、自由を楽しんでいた。
信じられないかもしれないが、授業開始後2ヶ月を過ぎている私のクラスの研修生は、気をつけて話せば日本語がほとんど分かる。一方前畑さんのクラスは2週間足らずなので、まだ、ほとんどしゃべれない。それでも、雰囲気を楽しみ、大騒ぎをしていた。
普段の授業では精彩を欠くのに、こういう場では大活躍の研修生もいる。おそらくこういう研修生も日本に行ったら大変喜ばれるのだろうと思う。