泰安市内の5つ星ホテル(ramadaホテル)のフロント
今年の越年はいつもとちょっと違っていた。
私の家族は12月30日に私抜きで全員福岡に集まった。私は電話でその様子をうかがい、孫たちの元気な声を聞き、少し早めの正月気分を味わった。そして、息子たち家族はそれぞれ、お嫁さんの実家で正月を過ごすことになった。
泰安では、会社が私たち日本人教師のために、泰安市内の最高級ホテルを準備してくれた。どうやら、紅白も見られるホテルで、越年してもらうというご配慮らしい。私は豪華ホテルなどには全然興味はない人間だ。
食事はともかくとして、自分の部屋に帰ったほうが気楽に休めるのだが……。
自分の部屋では、紅白をインターネットで見ようと思えば見られるし、裏番組だって見られるのだ。さらに私の部屋なら朝7時からフルスの練習だって出来る。
若い女の子のウエイトレスの1ヶ月分ぐらいのお金を払って一晩泊まるのは本当にもったいない話だとは思うが、せっかくのご厚意だから、甘えることにした。
ただ、うれしいことには 翌日(1月1日)は王義之の遺跡へ案内してくれることになっている。この小旅行には大いに期待している。